横溝作品にしては珍しい作品。
団地内に怪文書が出回りそれが原因なのか殺人事件が。
怪文書は何人にも出回りはたして文書を書いた人物と事件は関係あるのか?
怪文書が何人にも出回りその出元が誰なのか終盤までなかなか判明しないため当時のアリバイからとある男性が犯人ではないかと推理。
ただ動機がまったくわからないので決め手がない。
女性も考えたがやはり動機がない。
ストーリー的には序盤はそれほど面白くないのだが中盤あたりから事件が複雑になりなかなか面白くなる。
はたして犯人は。
うーん。
動機がちょっと弱い気も。
そして連続殺人事件の犯人としてははたして可能なのだろうか?
また白と黒の意味?
初めて聞いたので当時はそんな意味もあったのかもしれないがすくなくとも初めて聞いた隠語。
これが解れば犯人は男性か女性かはっきりとしている。
そこそこ楽しめる作品。