眠れる花嫁、湖泥、蜃気楼島の情熱、蝙蝠と蛞蝓、人面そうの短編集。

眠れる・・・は以前短編で紹介したものと同じとおもわれる。

湖泥は祭りの夜にいなくなった女性が殺されていた。犯人は。

何人かの登場人物が怪しいと思われるのだがラストはよくある怪しくない人物ことが怪しいパターン。

蜃気楼はかんりよくできた短編。殺された女性の男が実は以前殺人疑いのある男。

しかしその時は真犯人が出てきたので犯人ではなくなったのだが今回も似たような状態。

はたして犯人は。

トリックも短編ながらなかなかよくできていて面白い作品。

蝙蝠はよくあるパターンで暇つぶしに書いた小説がなぜかその通りに殺人事件が行われ犯人に仕立て上げれれてしまうパターン。

人面そうは夢遊病のある女性の妹が死んでいた。

殺人なのか事故なのかそれとも。

人面そうというのが知っている人は知っているブラックジャックにも出てくる病気。

いわゆる本来双子で生まれるはずの人間がその一部が1人の肉体に宿ってしまい1人だけ生まれてしまう。

それをモチーフにした作品。

これも人間の欲と病気をうまくミックスさせ夢遊病に絡めた作品。

なかなか楽しめた短編集。