日本カシ鳥の秘密の副題がある作品。
主人公が訪ねた家で殺人が。
しかし誰もその部屋に入ったものも出たものもいない。
はたして犯人は。
中盤まで読むと使用人か婚約者の医師と父親の博士以外にないのだが終盤になると使用人は考えられないので婚約者か博士。
しかし博士となると共犯者がいるのでまさかの婚約者?
ただ終盤で博士が明らかに殺された人物の姉を慕っていたので動機の点ではむしろ婚約者?
でも婚約は破談になっているようだし?ますます理解不能。
そして犯人は。
そういうことかと。
その後エラリーのはめ技でそうなる人物が現れる。
ある意味すっきりした作品。
日本人を舞台にしているのでなぜ死んだかもわかる。
そういえば横山光輝の歴史物を読んでいると女性が死ぬシーンが描かれるがそのシーンとこの作品の意味がそうなのかとリンクする。
おすすめの作品。