長編物。

1巻はほとんど何が書きたいのか訳が分からずただ人物関係を描くのみ。

なんでこんなに長く描くのか意味不明。

2巻から少しずつ物語は動く。殺人事件が起こりなぜだか外部と連絡を取ろうとしない、不思議な一家。

記憶喪失の人物が現れてから幻覚?昔の記憶?よくわからないが3巻まではひたすら暗黒館の歴史、家族の歴史が語られ、まるで殺人事件は関係ないかのよう。

犯人は双子かと推理したがどうやら違う。

4巻でいよいよ真犯人と双子の関係、そして主人公の意外な素顔が。

よくここまで描いたものだと思うのだがあまりにも長編で個人的にはどうでもいいストーリーが展開。

まとめれば1巻、2巻で終わりそうなストーリーが描かれるので中だるみ。

今までのシリーズの総集編ともいえる中村の過去、館の謎、家族関係が解るのだがいかんせん長いので感動も薄れる。

あまりにも長いのでおすすめはなし。

これだけの長編を簡単にまとめると記憶を失った主人公が暗黒館にやってきてそこで殺人事件、記憶を失った1人の人物と少年が現れて主人公は変な不死の儀式に呼ばれる。

記憶を失った人物と主人公の友人がどうやら重要なカギ。暗黒館に住む人物たちの非常に変わった関係性。

横溝正史的な家族関係。

はたして犯人は、そして動機は、カギとなる人物の関係性と主人公はいったい何なのか。

4巻のラストですべてわかるがラストはもうなんかオカルト的な要素。

なんだかなあ。