この作品、昔から知ってはいたがいつか読もうと思いながら読んでいなかったシリーズ。

昔、マガジンの金田一シリーズでこの作品が参考にされていたことは知っていたので読みたいとは思っていたのだが。

最近知ったのだがどうやら漫画もあり今度は映画化もするらしい。

読んでみると序盤の人物紹介で本名で書かれていなくあだ名で物語が進んでいく。

途中名前が出てくるのだがほとんどあだ名でストーリーが展開していくので気にしなくなる。

中盤にかけ事件が起こっていく。

まず怪しい人物として序盤でなぜかバイクで移動する人物。昼間は留守にして絵を描いている。

アリバイがないに等しい。本土の人間も怪しいが個人で活動しているのは・・・。

また最初に殺人が起こったときに検視しようとしたが断られたことからほんとは生きていたのではとゲーム、うみねこの鳴く頃にと同じ展開か?

だがどんどん殺人が行われあやしいと思っていた医学生が殺されたことから私は?となってしまう。

アガサのあの展開なら犯人は死んでいる人物なのだがそうじゃないとするとやはり外部の人物。

そうなると青柳シリーズか本土にいる人物の誰か?

ラストでまあ私の直感は正しかったのだがまあこの作品、名前をあかさないのでアクロイド殺しじゃないけどなんだかちょっとそこが不満点。

それと動機もちょっとそこまでして殺人を行うのだろうか?はたして本当に事故でなくて個人で勝手に殺されたと思い込んで殺人を起こしてしまうサイコパス的な人物なのでは。

ラストの1行はそれほど衝撃的ではなく流したビンって湾内なら潮の流れで元の場所に戻ってくることはたぶん普通にあるような気がするのでちょっと間抜けな人物なのかなと。結構早く元の場所に流れたまたま誰も気にしないでいただけなのかもしれない。

改定版なので初版と違うかもしれませんが。

また表紙があの喜国雅彦とは。デビューから青年誌に載っていた2000年までの作品は全部今でも持っている。

調べたらほとんど引退状態と。

残念。

マラソンを題材にした漫画を読んだのが最後だった。

次は水車だ。