クインだけの短編集。

以前短編集に出てきたハーリ・クイン、なんかよくわからないうちに事件が解決している印象。

今回もその感じで事件が解決していく。

他の短編集に比べるとなんか印象に残らない。

面白いといえば面白いかもしれないがそうじゃないといえばそうじゃないかも。

そんな感じのクイン集。

サタースウエイトがクインと出会いクインが推理するわけじゃなくなんとなくサタースが解決。

ホームズが助言してあとはワトスンが解決するような感じ。

ラストまで読んでみていったいクインとは何者なんだろうと思っていたら解説に書いてある。

なるほどそうなのか。

だから印象に残らない人物で印象に残らない作品なのかと。

こんな作品を書ける作家もやはりただ物ではないと。

クインを知っていてもこの作品を読んだことがなければぜひ読んでほしい。

この印象の残らない感じを全編で味わってほしい。