この作品はめずらしく500ページ近くある。
平均400ページくらいのボリュームなのでちょっと厚い。
序盤はほとんど人物紹介みたいな感じで事件が起こるのは中盤以降。
ポワロが出てくるのもいつもよりだいぶ遅い展開。
肝心の事件なのだが怪しい人物がいるようでいない。
つまり殺人を犯すように思える動機がある人物がいるようでいない。
途中犯行に使ったピストルが見つからないのだがある文章から私はすぐにここに隠したと推理。
ならば犯人はその人物か?
しかしどうも違う感じ。
となると共犯か?
ラストは意外なというより普通にそのままの動機で殺人を犯した。
個人的にはなんかちょっと間延びした映画を観たような感じの作品。