子豚の元ネタが解らないので判断できないのだがそれを除けば
中々面白い作品。
私は無罪だと主張する死んだ女性の娘が真相を突き止めてほしいとポアロに頼み込みそこから過去の人物に話を聞いていく。
犯人とされる死んだ夫の妻に対し私は中盤までに2人の人物に犯人を絞り込む。
他の人物はそれなりに動機がありそうな人物となさそうな人物ばかり。
それがその人物は殺すはずがありえない人物ともしかしたらあるかもしれないがどう考えても悪戯のつもりがそうではなかった場合の人物。
ここからネタバレ
序盤に出てくるあるセリフ
「今日はどうもなにもかもまずい」に対し「元気を出して」
そして後半に出てくるセリフ
「いやな味がする」に対し「元気をお出しなさいよ」
が引っかかる。
取りあえず読み進めるとどうやら2人の内の1人らしい。
私の推理通り。
しかしラストでどうやらもう1人の人物がやはり犯人だと。
しかし動機が。
読んでいくとなるほどと。
「今日はどうも何もかもいやな味がする」とラストはこの言葉になっており結局私が感じた違和感の正体がここで判る。
訳がどうなっているのか分からないがこれは結構いい作品だと。