この作品、歯科医師が亡くなるのだがそれが自殺としてかたずけられる。しかし自殺としてはあやしいく他殺ではないかと疑うところから始まる。途中行方が解らない人物が出てきてますます謎が深まる。

と簡単な説明。

ストーリーはともかく誰が犯人かがこの小説の面白い所。

ある程度は犯人が絞り込めるのだがそれからがちょっと難しい。ラストはトリックといわゆる替え玉となかなか手の込んだ方法で殺人を。

ただ妙にアガサ作品としてはあまり面白みがないのは人間の心理描写が少なかったせいだろうか。