この作品、序盤の事件の描写がちょっと気になるけどまあ、気にしないで読んでいく。
だんだん犯人が誰だかわからなくなる。
怪しい人物はいるけどなんかいまいち。
ある程度犯人を絞りながら後半へ読み進めていく。
さて終盤。
いよいよ犯人が・・・・。
え、どう考えてもおかしい。
ここから犯人の説明へ。
その人が犯人ならどう考えても銃声の位置がおかしい。
近くで聞いていたポアロなら解るはず。
仮に解らなくても硝煙の匂いですぐ誰が撃ったか解る。
昔、モデルガンを撃っても匂いは違うだろうけどこのあたりで撃った匂いが、そして本人にも匂いが多少なりともつくのでは。
昔の作品とはいえかなり強引にその人物を犯人にした作品。
期待はずれ。
それさえなければ逆にすごいけど。