小学生の頃好きな食べ物と聞かれたらうなぎと答えるほどうなぎ好きの私。
普通、ハンバーグとかカレーとか答えると思うが正直ハンバーグのどこがおいしいのかあまり解らなかった。とにかくうなぎが好きだったけど高いので食べられない。親に連れられ今でも残っている何軒かの老舗のうなぎ屋へ連れて行ってもらいうまいうなぎを食べさせてもらった。
あるうなぎ屋が出しているうなぎ弁当がある。
東京に行った時にその店から取るのだが今年からそのうなぎが小さくなっていた。
ちょうどうなぎの稚魚がとれなくなったとニュースでやっていたのでしょうがないけど味は落ちてないからいいと思った。
今年に入りうなぎの老舗店がなくなっているらしい。
うなぎの高騰で値段をあげるか味を落とすしかないなら店をやめる方を選ぶらしい。
私が子供の頃はうなぎは高級な食べ物、つまり値段が高い食べ物の1つだった。
年に1,2回うなぎ屋へ食べに行くくらいでそれ以外では食べられなかった。
それがある日うなぎが食卓にのぼっているのを見て驚いた。
なんでもスーパーで買ってきたらしい。
さっそく食べてみると確かにうなぎっぽいが味がおおざっぱで歯ごたえもなんか変。
まあ焼き方がいいかげんなせいかもしれないと思いその後2回目は蒸して食べたがやはり違う。
歯ごたえ、味、すべてかなり落ちる。
値段が安いからもしかしたらうなぎの種類が違うのか安いうなぎはもともとこんなにレベルが下がるのかと思った。
その後どうやらうなぎが中国から輸入されていることが解り中国産と明記されるようになった。
そして国産のうなぎを食べてみると確かに中国産とは違う。
歯ごたえから味も。
だけどやはり店で食べるのに比べるとかなり落ちた味。
やはりうなぎはちゃんとした店で食べるものだと認識、いいかげんな味のうなぎ食べるくらいならその分お金を貯めて高い店にいったほうが何倍も満足度が違う。
ある東京の店で食べた時は久々だったがやはりおいしかった。
うなぎにビール2本、肝焼き、つまみで6,7千だったけど満足感が違う。
今住んでいるうなぎ屋でだいぶ前に食べた時はどう考えても中国産じゃないかという味のうなぎが出てきた。
かなりの老舗らしいが値段は普通の値段だがそこでは2度と食べる気はしない。
味を落とすくらいなら店を閉める気持ちはよくわかる。
よく子供の方が舌は敏感とかいや大人の方が味が敏感とかあるが子供の頃味わった舌が個人的には上のような気がする。
魚肉ソーセージって昔と今と中の成分が違うことに何年か前に知った時はやっぱりそうだったのかと思った。
子供の頃よく食べた味に比べるとなんかすかすかして味に重厚な感じがないソーセージ。
あれは子供の頃のまぼろしかと思ったくらい変化した味なので舌も変わるのかと思ったがその後昔のソーセージが期間限定で発売されたときに食べたら自分でも驚くくらい変わってなかった味に驚いた。
舌が進化するなら不味く感じたはずだが退化したならその逆しかない。
話はそれたけどうなぎはやはり高い店かそれなりのちゃんとした味の店で食べる食べ物だと個人的には思う。