題名は物語だけど実際は違うので。
今週で終わりとなったこの連載。
先週号のが特にすごかったので書いてみる。
手塚先生は遅筆で有名で毎回ぎりぎりに仕上げるとのこと。
先週号の内容は簡単に説明するとA社の連載のマンガをアメリカで仕上げると言ってアメリカにいったけど実際は何もしていなかった。
あるB社の編集者はその時連載中の原稿をアメリカに取りに(それもすごいが)行った時に実際に見た話。
A社の原稿が結局間に合わないから電話で先生が方眼紙にどのように枠をとるか説明。
それができると今度は背景(だけだったと思うが)どのマンガの(あらゆるマンガの中の)どのシーンの何コマ目の背景を探して書くようにスタッフに次々と説明。
ただこれがただものではなく何の資料も目の前になくすべて頭にどの号、ページ、コマ数、シーン、背景等がすべて頭に入っている。その電話で話しているのをB社の人が見ていて唖然とした。
その後帰国したら書い背景等を枠に切り貼りして先生が書いたキャラを貼り付けて原稿を仕上げる話。
自分のした仕事がいかにすべて頭にはいっているかという証拠。
それを間違いなく説明していることからも仕事に対する姿勢がうかがえる。
ここまでの人ってマンガ家でなくてもなかなかいないと思う。