ちょっと最近読んだ雑誌の中で気になったのでここに載せてみる。

某武術系雑誌の中の連載コラムで書いた方は日野晃さん。

私もこの方を知ったのは8年くらい前に日野さんが書かれた書籍を読んで知った。


奇妙な食事

 給食を食べた。

小学6年生の子供たちと一緒に教室で。

プラスチックのトレイにプラスチックの椀。

椀にはミートソースが入っている。

横にはパックに入った細いうどん。

決してスパゲッティではない。

それが1袋。

プラスティクの小皿には得体のしれない細かく刻まれた葉が少々。鶉の卵が3個串刺しにされフライになっているのが1本。

200ミリリットルの牛乳パックが1個。

 「・・・・何これ?」それが第一印象だ。

パックに入ったうどんをミートソースに入った椀に入れる。

うどんにミートソースかけるのではない。

なんだか悲しく、侘しく、寂しくなった。

「ここは日本?決して開発途上国ではないよな」そんな言葉が頭の中をグルグル回った。

 一切人の温もりを感じない食事。

これを6年間食べ続けたらどうなるのか・・・・。

若い人達の味覚がおかしいと、ここ10数年言われ続けている。

その元凶がこれだったのだ。

食育だの医食同源などど巷では流れているが、その下地がこれではどうにもならない。

 食事には‘‘食べ方”が付きまとう。そこには日本の文化であるお箸をきちんと使うという所作が必要だ。

それが身に着く、つまり、日本人だと外国の人から認識される一端でもあるのだがそこがないがしろにされている。

まるで、50年前の私の小学生時代の「とにかく子供に食べ物を」という時代ではない筈なのだが・・・・以下省略。


以前書いた時の玄米先生の給食内容がまさにこれ。

最近ネットかテレビで給食の牛乳について酪農家からの意見があった。

ある学校ではアレルギーのある子には飲まなくていいらしい。

それについて酪農家が子供の栄養がうんぬん。

ようは栄養がある牛乳を飲ませないのはよくないという意見。

以前書いたと思うがなぜ、給食に牛乳?

乳製品ならチーズでもヨーグルトでもいろいろ代用品やら材料に使うなりすればいいのになぜ?

牛乳と米を一緒に食べるって普通の家庭ではあるのだろうか。

確かに小学生のころ私も水代わりに牛乳を飲んでいた。

のどが渇くと牛乳を飲んでいた。

でも今は牛乳飲んだのは何年前だろう。

なんか小学生が牛乳飲まないと酪農家の生活が厳しくなると言うように思えてしまうのは私だけだろうか。

牛乳を例にとったが献立を決める際に栄養だけ考えて決めているのだろうか。

食べあわせ、和洋中華でそれぞれ雰囲気に合った食べ合わせがある。

上に書かれたなぜうどんにミートソース?こんなのが当たり前だと教育された小学生がはやければ6年たつと子供産んで育てる。

その時親としてどんな食事を与えるのだろうか?

同じようなものを与えるのでは。

食べ方も教わってないから上記のような食べ方をする。

先生は何を教えているのだろうか。

もしかしたら同じような食事をしてきたから何の違和感もなく同じように食べているのか?

日野さんは主に食べ方について書かれているが私からすると食べ方もあるけど食事の内容がなんか家畜のえさみたいに思えてならない。

とにかく栄養のあるものを与えて育てろみたいな。