サギの仲間で全身の羽毛が白い種類を一般にシラサギと呼びますが、コサギはこのシラサギ類の中では最も小さいサギです。
アジアやアフリカの温帯から熱帯にかけて広く分布し、温帯のものは冬になると暖かい地方へ移動します。日本でも本州から九州まで留鳥として繁殖し、個体数もサギ類で最も多いといわれています。低地や山地の水田、湖沼、河川などの水辺にすみ、集団でいることが多いです。
40年ほど前から分布域を広げる傾向にあり、山間の盆地や北日本での個体数が増えているようですが、武田の杜探鳥コースでは、アオサギの増加により他へ移動してしまったみたいで、最近の探鳥会での記録は、平成22年は1回、21年はゼロです。
シラサギの仲間のダイサギやチュウサギとの区別ですが、大きさのほか、一年中嘴が黒く足の指が黄色いこと、夏羽では頭に2本の長い冠羽が現れること、背の飾り羽が上方にカールしていること(ダイサギとチュウサギはカールしない)です。
鳴き声はゴァーゴァーというような鼻声で、あまり鳴きません。
川の浅瀬や水田を歩き回ったり、岸辺で待ち伏せしたりして、魚やカエル、ザリガニなどを捕食します。水中の足をブルブル震わせて(パドリング)、隠れている魚を追い出して捕る特徴的な採餌法もあります。
マツ林や雑木林、竹林などで、他のサギ類と混生して集団で繁殖しますが、この集団繁殖地を「コロニー」あるいは「サギ山」と呼びます。コロニーでは、樹上に枝を敷いて粗雑な皿形の巣を作り、巣の周りのごく狭い範囲を縄張りとして防衛します。非繁殖期にはコロニーとは別の林に集団の塒(ねぐら)を形成します。
コサキって 河だけじゃなくて 海にもいるんですね
海水に入って 水 しょっぱく (+o+) ないのかなぁ~❕