デパートの化粧品売り場で働く美容部員さん。一見華やかなお仕事に見えますが、そこはもちろん接客業なので、癖の強い色んなお客様に出会うのだそう。
今回は、現役BA(ビューティーアドバイザー)として働く友人に、印象に残った“珍客”について聞いてみました。
女子なら誰でも心ときめくデパートの化粧品売り場
デパートの化粧品売り場、そこは夢と希望(と美への欲望)が渦巻く女性のパラダイス…!
もちろんドラッグストアで買えるような化粧品とはお値段もぜーんぜん違うので、なかなか頻繁には買えなくても、新しい商品をチェックしながらぶらぶらウィンドウショッピングをしたり、BAさんに自分の悩みや好みを相談しながら自分に合うものをタッチアップしてもらったりして、買い物する人はもちろんのこと、買い物をしなくても時間を忘れて楽しめる夢のような場所なのです。
(もちろんタッチアップは購入を前提に行っているサービスなので、節度はわきまえましょうね!)
次にお給料が入ったらこれを買おう! と購買意欲をとめどなく掻き立てられる危険な場所でもあるのですが…。
そんなデパートの化粧品売り場で働くBAさん。
連日、いろんなお客様を接客する中で、変わったお客様や、少し困ってしまうようなお客様もいるようです。現役BAとして働く友人が見た「デパコス売り場の珍客たち」とは?
わしゃエスパーかい! 自称VIP様
もちろん商品を購入してくださるお客様はとっても有難い。が、しかし!
毎日数人のBAが交代で何百人というお客様の接客をしてるんです、お一人お一人全ての情報は覚えられません!
BA「普段スキンケアはどういったものをお使いですか?」
お客「いつもここで●●買ってますけど?」
(名前教えてもらえないと履歴でてこないので、先にお名前を教えてください!)
お客「いつもここで●●買ってますけど?」
(名前教えてもらえないと履歴でてこないので、先にお名前を教えてください!)
BA「こちらの店舗でお名前のご登録はされてますか?」
お客「私ここで毎月結構使ってるんだけど知らないの?」
(お客様はあなただけじゃないし…)
お客「私ここで毎月結構使ってるんだけど知らないの?」
(お客様はあなただけじゃないし…)
包む際に間違いのないよう一つ一つ開封しながら確認してもらったときには、
「急いでるのわかりません?」(わしゃエスパーか)
「急いでるのわかりません?」(わしゃエスパーか)
口が裂けても言えないけど、こんな心の声が喉まで出かかることはよくあるのだそう。化粧品売り場は混みあっていることが多いので、イライラするのもわかる!
でも、せっかく綺麗になるために少しお高いお買い物をするのですから、ひろーい心でお願い致します!
意外と覚えてますよ! 試供品エンドレスリピート様
化粧品は肌に直接のせるものですから、人によって合う合わないがあります。そのため、試しに使ってみたい商品があればその旨をBAさんにお伝えすれば、1回分~3回分程度のサンプルが貰えることがほとんど。
でも、それをいいことに、何度も何度もサンプルだけもらいにくる人がいるんだそう。
まれに近くの店舗にヘルプで行くことがあるのですが、そちらの店舗でも同じ人がサンプルをもらいに来ているのを見てしまったときには、もうなんとも言えない気持ちに…。
向こうは覚えてないと思っているようですが、3度目くらいからはこちらもそろそろ顔も覚えてきますよ~!
一体何のお仕事を…? 最高級シリーズライン使い様
これはとーっても余計な御世話ではあるのですが…。
特にスキンケアに力を入れているメーカーには、製品ごとに何段階かランクの違うものを置いています。その中でもずば抜けてお値段の高い最高級ラインのもの(中には40gほどで10万円(!)を超えるクリームなんかも!)を毎月一式購入されていく方がおられます。
ほんとうに、余計な御世話すぎるけど、私生活が気になって仕方ないんだよね…とのこと。
スキンケアに毎月数十万かけられるってうらやましすぎます。確かに気になる…。
華やかなだけじゃない化粧品売り場。節度とお財布の中身を守りながら(!)、楽しくお買い物しましょう。





