剛力彩芽や石原さとみ、菊地亜美などアイドル・女優と一般男性との熱愛報道が相次いでいる。トップスターは無理でも、駆け出しのアイドルや、旬を過ぎたタレント、注目の地下アイドルだったら自分にもチャンスがあるのでは……。そんな夢を見た読者諸兄も多いのでは?
結論から言うと、われわれ普通のサラリーマンでも、アイドルと付き合うことは可能だ。だが、ノープランでアタックすれば成功するわけではない。一般男性がアイドルを振り向かせるテクニックとは? 実際にアイドルと付き合った一般男性とアイドル本人の証言をもとに分析した。
◆マネジャーの目を盗んで連絡先を書いた紙を渡すべし
<付き合った相手は20歳・アイドル・吉岡里帆似>
駆け出しのアイドルの重要任務ともいうべき、路上でのライブ告知のチラシ配り。ライブ会場やイベント会場よりもマネジャーたちの監視の目が緩くなるチラシ配りの時間を利用して、アイドルと見事交際に至った猛者がいる。ナンパ師として各誌でコメントする、んぽくぬさんだ。
「秋葉原の電気街口広場でチラシ配りをしていた大手芸能事務所所属の駆け出しアイドル4人組。グループのなかで3番手とされるコに、『前、テレビで見たよ!』『やっぱ実物のほうがずっとかわいいね!』とちょっと大げさに褒めて、マネジャーが見ていないスキに連絡先を書いたメモを衣装のポケットに入れたんです」
1時間後にんぽくぬさんが改めて同じ場所を訪れると、先ほど連絡先を渡した彼女は引き続きチラシ配りをしていたという。
「そっと話しかけると、『もしかして、このメモの人ですか?』とさっきのメモを見せてきたんです。『さっきの黒ブチメガネです!』と容姿の特徴を書いておいたのも功を奏しましたね。これはイケる!と思っていたら、しばらくしてから連絡が来て、居酒屋で待ち合わせて飲んで、そのあとはカラオケでいちゃいちゃ。その後無事付き合うことに」
「連絡先をポケットに入れる」なんて、あまたのファンがやっていそうな愚行だが、成功の秘訣はなんだったのだろうか?
「ナンパと同じです。基本は返事が返ってこないと思ってとにかく数を撃つこと。100回やって1回うまくいったらラッキー。あとは、本当に基本的なことなんですが、見た目がキモくないこと。イケメンである必要はないんです。外見に無頓着なキモいオタクに接し慣れている彼女たちは、むしろ一般の女子より男性へのハードルが低い。ユニクロでいいから最低限の清潔感がある格好をしているだけでかなり好印象です」
数撃てば当たるのナンパ戦法で、その後もんぽくぬさんはさまざまな若手アイドルにアタック。
「V系のバンドをやっていたとか、DJとしてイベントをやっているという業界っぽさをアピールするのも効果的でしたね。V系バンドといっても全然無名だったんですけど(笑)。『俺がプロデュースしてあげるよ』なんてエラそうなことは言わずに、さりげなく顔が広そう、趣味が多くて世界が広そうと思ってもらうことが大事。
サブカル好きなギャルとして人気だった当時20歳のモデル系アイドルとSNSで相互フォローに持ち込み、DMでやり取りをしたこともありますし、アメブロのメッセージが一瞬解禁されていたときにメッセージを送ったり、2ちゃんねるで話題になっていたアイドルの裏アカにDMを送ったりなんてアホなこともしましたよ(笑)。返事がなくて当たり前、やれることは全部やることが大事なんです」
ちなみに、前述の連絡先メモをきっかけに付き合い始めた彼女とは3か月ほどで別れてしまった。
「彼女の情緒不安定ぶりに疲れてしまって。ほかのアイドルのグッズを持っているのを見られたときは、ブチギレられて、全部捨てさせられたり。まあ、そもそも情緒不安定じゃないと、連絡先メモに反応なんてしませんよね(笑)」