ももクロちゃんは神様  

   ももいろ歌合戦で魅せた彩羽真矢とは


【元宝塚男役現役アイドル永遠の30才】 


彩羽真矢を語るうえで外せない1ページとなったあの日、夢を追いかけ続けた彩羽真矢について長年応援するファンへ追加取材をしました。かなり長文ですので覚悟して読んで下さい。


彩羽真矢 愛称:チャミ イメージカラー赤

夢って大人になったら忘れなきゃダメ?・・・
元タカラジェンヌ彩羽真矢の夢

それは『アイドル』
色々な方と出会い、三十路になって辿り着いた答え。

         『夢はいくつになっても叶う』

2015年彩羽真矢アイドルプロジェクトがスタート。その第一歩としてクラウドファンディングを活用しCDデビューを目指し、開始から6時間で目標金額に達成した。2015年5月2日に大阪梅田毎日放送ちゃぷらステージにてアイドルデビューイベントが行われ伝説の幕が開けた日となった(観客約120人)。


「松尾 貴義(のりりん)草組1期生」今も大切にしているというデビューイベントのチラシ、サイン入りCD。自ら足を運んだというデビューイベントについては、CDシングル「デビュー!!」にカップリング曲「彩の羽はばたけ真っすぐに矢のごとく」やアニメ「アイドルマスター」でyuraさんが作詞を担当した曲などを歌ったという。
草組はデビュー前の2014年につくられこの年にファンなった方が草組1期生となっている。


彩羽は以前から夢は2,500人の前でひとりで自分の歌をうたうこと。私は、宝塚でまったく成功せずに退団してしまったので、それだけがちょっとコンプレックスなので。宝塚大劇場は2,500人(観客が)入るので、そこで、それを達成して過去の自分を昇華させたい。と話している。



【毎日推しと過ごす大切な時間】
彩羽は毎日欠かさず夜にYouTubeやツイキャスで推しと話せる生配信を行っている。長年の配信で鍛えられ強くなったという。毎日、レジェンドタイム、点呼タイム、栗抽選といった皆が白熱する謎の人気企画があり夜な夜なファンが集まっている。日付が変わると誕生日の方へのhappy birthdayが始まるのは素敵な空間だ。そして、草組よりモノノフ(ももクロファン)の方が多く集まってくるのがまた良い。


「りんりん草組4期生」公認切り抜き動画の作成者にお話を伺うことができました。

Q:公認切り抜き動画を始めたきっかけは?
A:チャミさんの面白いや可愛い所の動画をイベントで本人に見せたのがきっかけです。

Q:毎日行っている生配信の良さは?
A:一緒に時間を過ごせる事。特別なにかイベントをしている訳ではないですが日常を切り取ったような、ありのままの姿で毎日配信してくれます。

Q:まだ見に来た事のない人へ生配信の場所をを説明するなら?
A:まったりとした空間です。(彩羽曰く親戚の集まりの様)

りんりんさんのおすすめ動画↓



【彩羽真矢とももクロ】
2021年には第1回ももクロ一座のメインキャスト市之丞役として抜擢された。きっかけは彩羽と赤髪社長が双方の配信を見るようになり赤髪社長と本広克行監督(代表作:踊る大捜査線等)が繋がりがあったことで本広監督が彩羽出演の「のうみん」の歌姫を見てオファーをしたという。コロナ禍の影響で第1回ももクロ一座は延期となったが、その年の大晦日に武道館で行われた第5回ももいろ歌合戦に出場し妃海風さんと最強アイドルメドレーでSpeedのGo!Go!Heavenを歌った。


2023年11月25日〜12月3日には2年間延期となった第2回ももクロ一座が明治座にて公演され彩羽は市之丞役として舞台に立ち、たくさんのモノノフを始め草組も連日足を運んだ。公演を見に行った何人もの草組から現地でモノノフさんがほんとに優しく接してくれて…というエピソードを彩羽はいつも嬉しそうに話している。


宝塚退団後から応援する「terurin草組1期生」
宝塚時代の立ち位置で退団後ここまで成り上がった元ジェンヌさんはいないんです!宝塚の基礎がありチャミちゃんの努力でここまではい上がってきたんです!コンプレックスも、ももクロ一座でモノノフの皆様からたくさんのお褒めのお言葉で払拭出来たと思っています。


そして、大晦日に行われる第7回ももいろ歌合戦のオファーを頂いた。2度目の出場となる今回は自分の好きな持ち歌を歌う事ができ、彩羽にとって10年間思い続けてきた夢を掴むチャンスが来たのだ。


第7回ももいろ歌合戦が行われる横浜アリーナの収容人数は10000人〜17000人。8時間にも及ぶももいろ歌合戦はABEMA(アベマ)にて全編無料生放送され視聴者は数え切れない。年々その規模は大きくなり新しい大晦日の勢いはNHK紅白歌合戦超えとも言われるほどだ。

大晦日のももいろ歌合戦を控えた12月30日のYouTube生配信には、草組、モノノフから激励の嵐を時折涙をこらえながら2023年最後の配信を彩羽はファンと楽しんだ
ファンからのコメントの一部
「明日は真っ赤に染まった横浜アリーナでモノノフの全力コールを浴びて下さい」「ももクロが紅白を目指し出場したときと似てるから明日は応援したくなる」 



2023年12月31日の大晦日、第7回ももいろ歌合戦が始まると続々と大物歌手やヒットチャートの最前線で活躍するアーティストも登場し、フル尺で曲を披露していく。


彩羽が出場するのは中盤に設けられた、ももクロの佐々木彩夏がプロデュースするノンストップ最強アイドルメドレーである。今年は、増田恵子(ピンクレディ)、森口博子、新内眞衣(元乃木坂46)をはじめ14組の豪華アーティストが出場するとあって注目度も高い。



最強アイドルメドレーが始まり他では見られない一夜限りのユニットが続々と登場していった。終盤の13組目には増田恵子とももクロの百田夏菜子がメインステージに登場。会場は百田夏菜子のイメージカラーの赤に染まりピンクレディのUFO(1978年日本レコード大賞受賞曲)が始まった。ということは、最強アイドルメドレーのトリがなんと彩羽真矢ということだ。



【彩羽真矢3分28秒のLEGEND(伝説)】


増田恵子と百田夏菜子のUFOが終わるとセンターステージに彩羽真矢が登場。センターステージは360度客席に向けて煽ることができLEGENDを歌うには良いステージである。とはいえ、モノノフが数多く集まったここ横浜アリーナでも、ももクロ一座の市之丞役の彩羽真矢を知っていても歌手彩羽真矢を、LEGENDという曲を知っている人はいったいどれだけいるのだろうか。



客席へ向けて「ここから洗脳のお時間です」と彩羽流のご挨拶。アーカイブ配信をみても曲の冒頭ではまだまだ周りをキョロキョロしている方が見うけられる。



しかし、「アヤハネマヤレッツゴー」を彩羽自身が声高らかにコールするたびに観客を強引に、でも少しずつセンターステージへと観客の目を向かせていく。



そして、ももクロの佐々木、高城、玉井の3人が登場、信じれないことにバックダンサーとして彩羽と共に会場を盛り上げてくれるのだ。



中盤には彩羽の「うりゃ」の煽りに会場は「おい!」と続く。「うりゃ!おい!」と12回続くたびに客席から少しずつ大きいコールが返ってくる。「うりゃ!」と叫んだら「おい!」と返さないモノノフはいない、この会場にピッタリのコールが入った曲である。



前曲でUFOを披露し会場を真っ赤に染めてくれていたももクロの百田が合流し、「まだまだ行くよ」からの「アヤハネマヤレッツゴー」コールに探り探りの会場も少しずつ動き始める。
ももクロ4人もA♡Y♡H♡A♡から
M♡A♡Y♡A♡と贅沢な彩羽真矢の文字を作り
次はこの曲最大の見せ場が来る!


彩羽真矢渾身の「このままタ死にたくねぇんだよ」が会場に響き渡った。歌うというよりこれは魂の叫びだ。彩羽に応えるかのように会場からは歓声が上がった(彩羽のマイク1本で拾ったであろう歓声が配信でも聞こえる)。


最後はアヤハネマヤレッツゴー8連コールだ。彩羽の「そろそろ覚えてくれましたか」「もっと」「まだまだ」「聞こえませんよ」「私の名前は」にあわせて「アヤハネマヤレッツゴー」コールはどんどん、どんどん、どんどんと大きくなっていった。



メインステージでもアイドルメドレーに参加した100人余の歌手・アイドルが彩羽、ももクロと一緒にLEGENDのLの字を作りながら掲げ会場は一体感で包まれる中終了した。

(「いつきのもも語り部屋」いつきさんへ会場の様子を取材)。



たった1曲3分28秒で観客を引き込んでしまったのだ。彩羽は四方に深々とお辞儀した後ふらつき、ももクロの高城に抱えられステージを降りたという。

観客の多くは知らなかったであろう「彩羽真矢・LEGEND」。最強アイドルメドレーのトリに持ってきた演出、プロデューサーにはきっとこの景色が見えていたのだろう、凄いとしか言いようがない。

第7回ももいろ歌合はABEMAにて2024年いっぱい見られる。


終了後にはX(旧ツイッター)には#彩羽真矢と共に「トリを務めた彩羽真矢が凄かった」「MVPだ!」など爪痕を残し、彩羽真矢、草組、モノノフの協力による10年越しの夢を叶えた最高の時間は終了した。


ももいろ歌合戦終了後には彩羽真矢の配信が行われ、デビューから応援してきた草組、モノノフ、新規ファンが駆けつけ
「最初から号泣」
「アイドルメドレーの大トリにふさわしい」
「彩羽真矢がトレンド入り」
などコメントが途切れることなく夢の時間の余韻をファンと一緒に楽しんだ。

配信の中で彩羽は
「会場が赤いペンライトで凄かった」
「トリを任せてくれたあーりんへ…」
「宝塚時代ほとんどセリフも歌もなかった私が…」
と涙ながらに話しここでもファンを泣かせてしまった。ぜひ配信を見て欲しい。



彩羽は後日
「あのステージは私のベストパフォーマンスだった」
「私は諦めないでここまでやれたから夢がかなった。ももクロちゃんはほんとに神様。ももクロちゃんから大きな恩を頂いた、恩を少しでも返すためにお世話になったももクロちゃんと共演することを目指していく」と話している。


モノノフであるいつきさんが自身のYouTubeチャンネル「いつきのもも語り部屋」
で「ももいろ歌合戦2023彩羽真矢の伝説」として動画を出されている。より詳しく、彩羽の愛嬌やトリを務めるということ等語られていますのでまだ見ていない方は良かったらご覧ください。



【彩羽真矢の新たな1年がスタート】
ももいろ歌合戦出場後、彩羽は1月6日に彩羽神社イベントが今年も開催された。ファンと一緒に写真を撮ったりお手紙を頂くなどファンとの交流を楽しみ多くのモノノフさんも来てくれたという。出入り自由、入場料は御賽銭としてなんと100円〜!というのが驚きだ。



【1月19日(金)はYouTubeで配信ライブ】
1月19日(金)はYouTubeメインチャンネル

「chamiチャンネル」で20時から配信ライブ(無料)が行われました。自身のライブではどんな彩羽真矢が見れるのか楽しみだ。


4500字のレポートを最後まで読んでいただきありがとうございました。



※草組にはX(旧ツイッター)の名前に「○○@草組」や説明欄に「草組」の文字を入れるだけで誰でも簡単に入れます。2024年に草組へ入る方は11期生になります。


※本記事を作成するにあたりたくさんのファンの方のご協力があって完成することが出来ました。厚く御礼申し上げます。