突然の緊急
事態を告げる内線電話
だった
電話
をとった配下の管理者は、いたって平然とした反応だった。
『○○さんが、足を踏み外して下に落ちたみたいです。意識はあるので、今から▲▲さんが病院に連れてくみたいです。』
状況は比較的穏やかにも聞こえたが、彼の頭の中には一年前になくなった部下の姿がよぎった

ここに部門長として着任したのは、ほんの数日前…
全く勝手の分からない状況であったが、彼は嫌な予感を払拭するために、気がつくと現場まで全力疾走していた
電話
の内容を何度も確認したが、どうも周りとの温度差を感じずにはいられなかった
現場までは、約五分
かたで息をするのがやっとの状況でたどり着いた。。。
そこには、プラントから落下して血まみれになった作業員の○○さんと、それを介抱している仲間たちの姿があった
意識があるといっても、普通の状態ではなかった
落下の際、後頭部を強
打
意識は朦朧となり、誰がみても危険な状態に陥っていた
早く救急車を呼びましょう…\(◎o◎)/
彼はそう呼びかけたが、周りの反応は、
救急車を呼んだら、会社に怒られるというものだった
本人も、たいしたことないから、救急車はいらないといってるようだった。
自分たちで病院に連れて行くから
自分の車
を段取りする仲間に、せめて会社の車を使うよう促すのが、精一杯だった
頭を打った人を自分達で動かす。。。
もはや、冷静に救急車を呼ぶ判断をできる状況は、そこになかった(;´д`)


そして、会社の車の手配を本社屋の人たちに呼び掛けたものの、現場を知らない人たちの反応は極めて悪く、段取りはどんどん後手に
着任したばかりで、近所の病院すら自分ではわからない。。。
こんな状況でも、人に頼るしかなかった。・・・(;´Д`)自分の無力さを痛感した
誰も動かすことができない。土地勘もない。会社での権限すら肩書きだけのようだった。信頼関係は全くもっていない、文字どおりのaway

すると、○○さんに付きっきりだった□□さんが叫んだ『お前
○○ちゃん殺す気か
お前のせいやぞ
形ばっかりいいやがって
』
そこに言い訳の余地はなかった
なお、添付の画像は文章と関係ありまへんが、確かにボクの胃袋に入りますたぁ
家
の焼きそばが大好きです
判断も行動もできる自信はあったはずなのに。。。
自分の力のすべては、信頼関係のもとに発揮されていたことに気づいた


そんな力足らずな回想の前編…
Android携帯からの投稿
