覚えているのは、もがく自分と
上に見える川面を
浮き輪が通り過ぎている映像。
自分が苦しくてじたばたしているのに
川面は透明できれいで
陽が当たってキラキラしていて
ゆっくり水が流れてた。
今も、じたばたしてる。
苦しくて苦しくてもがいてる。
力を、抜いてみようか。
流されてみようか。
もしかしたら、
光が射して、
空気があって、
鳥の声が聞こえて、
緑の匂いがする
あの場所に。
いけるかもしれない。
流されてどこかへ、
たどり着くかもしれない。
流されてみようか。
体の力を抜いて。
きっとこの川は、
明るくて、
温かくて、
キラキラした場所に
わたしを連れて行ってくれる気がする。