私のこと見て | *ゆるめてサボって上手くいく*成松藍

*ゆるめてサボって上手くいく*成松藍

こころとからだは繋がっています。あなたのこころは全て知っています。あなたのからだは全て持っています。自分を取り戻すには動きたいように動き、やりたくないことをサボるだけ。自分を信じてね。元劇団四季/シングルマザー/恋も仕事も自分らしく楽しもう♡

ズキズキするよね


私にもあったな



仲良かったグループからの


突然の


ハブられ期




イジメってほど

壮絶なものでもないけど




なんともなかった


と言うには

ちょっとハードな経験



小学校のとき

仲良しグループに

絶対的なリーダーがいて


カリスマ性があって

とても魅力的な子だったんだけど

かなりやんちゃな子だった



遊びを決めるのも

その子の独壇的な感じで

逆らえないし


その子は

時々思いついたように

メンバーを仲間外れにした


その対象が

自分に回ってくることも

何回かあったし




また同じ想いは

したくないから


私がハブる側に

回ってしまうことも


あった



グループから

離れたら

もっとひどいことを

されるかもしれない

と思うと

そこから抜けられなかったし



学年でも一目置かれる

そのリーダーのグループにいるのが

少し刺激的だったのも

あるかもしれない




今となっては



ハブられたとしても

自分に何か問題が

あったわけではなく



そういう事を

言い出してしまう

そのリーダーの子の心



さらには

その子の親御さん


とか


きっと

色んな事情が

あったんだろうなとか





心理学的には

理解出来るけど



そんなのわかんない


こども心に


ついた傷は遺るよね




私はそれが

起業には

それほどでもなく


恋愛面で

足枷になってる

タイプなんだろな




ある時

突然に

私と

そのリーダー的な子の家に

匿名でクレームのハガキが

届いてしまったことがあった



しかも

明らかにグループで誰かをハブってる

という自覚がある時期ならまだ



あぁ仕方ない

申し訳ないことをした



と反省もするけど



私的には

ハブるでもハブられるでもなく

わりと平和的に

小学校生活を

送っていた時期に


青天の霹靂

という感じで



「あなたと例のリーダー的な子の

存在がこわい」



みたいな事が

書かれていたハガキが

届いたので


驚いたし

ショックで



親から

問い詰められたり

両家の親同士が

電話で話し合ったりしているのが

今でも脳裏に焼き付いていて



ああ

ママを困らせた

ガッカリさせた



私だって

あのリーダーの子が

なんでこんなことするのか

良く分かんないのに


私も傷ついてるし

私だけじゃないのに



とか

色々言いたいけど

上手く言えなくて

悲しかった




私はなぜかわからないまま

人から突然嫌われる




そういう私は

ママを困らせる





この頃

そんな前提が

刷り込まれていったのだと思う





昨日まで普通に

仲良くしていた

友達の様子が

スーッとおかしくなる




胸が

ザワザワする




嫌われるのが怖くて

自分のタイミングで

「トイレ行ってもいい?」

とすら言えなくて

いつも誰かがいうまで

我慢していた




大学で出来た友人たちが

幸運にも

良い意味で気を遣わない子たちで


同性の友情は

おかげでだいぶ

克服できたのだと思う




だけど

異性に関しては

とことん

経験値が足りなくて



世の中には

不誠実な男性が

一定数いる



ということが

わかるまで

悲しい経験を

何度もした




近づいてきた男性に

心を開いたら

スーッと

離れていかれた




そんな経験があるたびに




あれ




この感じ…





傷が疼いた





あれ




なんでだろう





何も悪いこと


したつもりないのに






私って





なんか






おかしいのかな





いつも

この感情が

浮かび上がる






母親にまたなんやかんや

言われるんじゃないかという

不安もあって



異性についての近況を

報告することは

滅多になかった




恋愛指南書を

読み漁るようになったのも

その頃からで



男性には

自分の感情を

出し過ぎない方が

いいんだ


男性は常に

追わせなきゃ

だめ




男性に振り回されながら

しょうもない

恋愛テクを

身につけていった



好きな人の前で

変にスンッとする癖は

この頃ついたのだと思う




でももういい加減

追わせるのは

疲れたよ




わけもわからず

スーッと離れていかれるのは

耐えられなくて




きっとこの人は

私を捨てることは

ないだろうと




誠実に告白してくれた

元夫と結婚したのに




結局


また


スーッと


心が離れていく


「あの」感じを


味わった






またなの







なんでなの






そんなに私って







おかしいの







やっぱり

私は

突然嫌われる








離婚となれば


さすがに親に

報告しないわけに

いかなくて




初めて


「離婚したいって言われた」


って打ち明けたとき




明確な理由もないのに

嫌われてしまった自分が

申し訳なくて


とにかく泣いた





夫婦で私の両親と

話し合いの場を設けたときも


「話し合い」にはならず





なんでか理由も分からず

嫌われちゃうような子で

ごめんなさい




って一言も喋れず


門出を祝ってくれた

たくさんの人たちの顔を

思い浮かべながら


たぶん何十分も


ただただ泣いた




あの

リーダーの子の親と

電話しながら

困り果てていた

母の姿を

ずっと思い出していた




また

ママを困らせてしまった





嫌われる娘で






ガッカリさせてしまった





それが悲しくて

たまらなかった




同じ気持ちを

もう二度と

味わいたくない




その

唯一の方法は




親に報告しなければ

ならないような

異性との関係を

持たないこと






だからわざと

ハッキリさせないような人を

選んでいるのかもしれない






晴子ちゃんは


旦那さんに愛されてて


羨ましいな





って思うときがある





でも

今そんな幸せが

手に入っても




また

スーッて




この幸せが




遠ざかっていったら




どうしよう





って恐ろしくなって


きっと


挙動不審に


なってしまう




もう

報告は

めんどくさい





だから


なんとなく


ふんわり


満たされる


今ぐらいで


ちょうどいい





ってどこかで

思っている

自分もいる







小学校のときの

リーダー的な子は

女の子だったけど


女子校で

恋愛対象になる

異性が身近にいなかった

私にとっては


かなり恋愛に近い

憧れをその子に

抱いていたような気がする




独裁的なワンマンに

認められようと

必死にもがく



仕事でも


恋愛でも


私の人生は

往々にして

その繰り返し

かもしれない



リーダーの子との

トラウマ



たどっていけば

きっと母親

なんだろうけど





見捨てないで





言うこと聞くから





私のこと見て




たぶん

ずっとそう

思っている