今の自分を受け入れたら過去が報われた話 | *ゆるめてサボって上手くいく*成松藍

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こころとからだは繋がっています。あなたのこころは全て知っています。あなたのからだは全て持っています。自分を取り戻すには動きたいように動き、やりたくないことをサボるだけ。自分を信じてね。元劇団四季/シングルマザー/恋も仕事も自分らしく楽しもう♡

こころとからだをゆるめて
あなたの才能を引き出す
ファシアリリーストレーナー
成松 藍です



コバの起業仲間のヘレンちゃんが
劇団四季好きでいてくれたみたいで


昔のパンフレットから
私の顔写真を発掘してくれましたラブ

私はずっと
【劇団四季にいた】
ということを

話の流れで聞かれない限り
自分から話さないでいた



今も周りから

「起業するならウリになるよ」

と言われるから
表に出すようにしているだけで



自分としては


“あぁ〜四季の仲間に

「アイツ突然ドヤってどうした?」

って思われるぅぅ〜〜〜〜笑い泣き笑い泣き笑い泣き


ってヒャーヒャーしている




私の中で
「メインをやれなかった自分」
を✖️していたからだ



本当は存在する全ての役に意味があり
メインがすごいとかではないし
役に大きいも小さいもない

素晴らしいお芝居をする方ほど
アンサンブル1人1人にも
心を配った演技をしていた



私が一番多く出演した
ライオンキングなんて特に

作品を良く知る人ほど
アンサンブルが主役だ
と言ってくれていた



たぶん私の中で勝手に
「お父さん、お母さんは
メインキャストを
期待しているだろう」
と思っていたのだと思う



最初の頃は
ちょくちょく観に来てくれていたけど
何度も同じ作品に出続けていたら
そうそう観に来ることもなくなって



心のどこかで

観に来てもつまんない役しか
できなくてごめんなさい

と罪悪感を抱えていた



離婚をして
とことん落ち込んだとき
母親に
嫌だったこと
傷ついたことを
伝えたことがある


その時母は

私の舞台がいつも楽しみだったし
誇りに思っていた

と言ってくれて
多少気持ちが成仏したものの



今書いていても
涙が止まらないということは


自分の中では
消化しきれていない事
だったんだと思う




「劇団四季にいたんです」



というと十中八九聞かれる



「何の役やってたの?」



という切り返しに
毎回胸がえぐられる


観たことある人ならまだしも


何も知らない人に


「ガゼルっていう

シカみたいなやつを

頭に乗っけてました」


って答えたあとの
何とも言えない空気感が
実は死にそうにツライのだ


「すごいですね」



と言われても
自分の中で
劇団四季は日常で

すごい人というのは
常にメインキャストで
バンバン本番に出続けている人で


その言葉を素直に受け取れずに



「すごい人もいます」



と返していた



だけど起業して
四季とは関係のない人たちと
出会うことが増えて



どうやらみんな
ただ劇団四季にいた
というだけで
喜んでくれるらしい


とようやく思えるように
なってきた



自分が微妙だと思っていたから
微妙な空気に感じただけで



本当にみんな

すごいね

かっこいいね

と言ってくれているのだ



ヘレンちゃんは
こんな風に書いてくれている





アンサンブルさんって、
一度に色んな役を同時にこなしてるから
マジすごいな?!( ´◉_ゝ◉`)

って結構、プログラム見ちゃうの!





思えばバレエを習っていた頃も
正統派ヒロインの踊りには
全然惹かれなくて

ありがたいことに
ソリストをたくさん
いただいていたとはいえ

一番好評だったのは
シンデレラのいじわる姉さん


他にもたくさんの全幕作品を
経験させてもらったけれど

幕ごとに全然違う雰囲気の役を
踊りわけることが
私はすごく楽しかった


だから実は
善も悪もコロコロやれる
アンサンブルが
性に合っていたんだろな
と今になって思う



万が一四季でメインをはっていたら
子どもを産んでもまた
戻ろうとしたかもしれない



そうしたら私が起業したことで
出会えた人たちには
出会えていなかったことになる



あのタイミングでやめて
やっぱり良かったんだ

今の自分で
良かったんだ



そんなふうに
ようやく思えてきたら



ヘレンちゃんが
こんな記事を書いてくれて



過去の自分がやってきたことが




じわ〜っと





報われた気がして
本当に嬉しかった





四季でアンサンブルやってて


起業して


成松に戻って






良かったよ







ありがとう、ヘレンちゃん