父・・・35歳の時、父方の祖母から「この自宅をリフォームする金を出してくれんか?。アパートを。また始めたいんじゃが・・。」と言われ、当時・・・正社員として「帝人」に勤務してた末息子の父は、拒否をし逆に後ろの土地に自身名義の家を建てる事を承諾させた。

困った父方の祖母は、あらゆる伝手を使い、父好みの有能な嫁をセレクトする。

白羽の矢が・・・当時母が務めた会社に。

父の経歴書・履歴書が届いた。

狙いを定めたのは・・・経営者の娘で出戻りのバツイチの女だったが。

当人は興味なく置いてたのを当時・・・勤務してた母が見つけた。

母も自身の母親や親せきから18歳過ぎてから母が承諾するまで、見合いを組まれており嫌気がさしていた。

そこで・・・何気なく拝読し母方の祖母に伝えれば「大手勤務、家付きカー付き婆抜き。良いがね・・・。」と乗り気に成られ見合いが成立した。

それが私の父と母の出会いで有る。

母は乗り気でなく一度も自身から電話しないのだが母方の祖母が毎週、父から来る、お誘いの電話を取り次ぎ・・・一週間に一回の交際は継続した。

父は自身が進めるドライブに母が文句も言わず付いて来るからホクホクで母は兄弟が多く、旅行もドライブも限りなく経験無し、しかも一人では迷子に成る母は毎週の接待の様な美味な食事付きドライブは捨てがたく・・・余りにも毎週だから母も脈無しを伝える為、一時間も遅刻したり姉を連れて行ったりと今までの見合い断りパターンを試すも年齢差が7歳な為・・・刺さらず交際は継続。

両家の親同士の思惑も有り互いに価値観の違いの答え合わせを明確にする事無く継続し婚約し結納し3年経過し私が生まれた。