人類にとって
日本人にとって
今回は本当に大惨事になってしまった


行方不明が一万人以上という現実


原発放射線漏れも災いして25万人余が避難している現状

かたや放射線脱出組もいる


ガソリンや交通機関の回復に伴って太平洋沿岸や福島県茨城県からの避難脱出組は30万人を超えるのでは?

なぜか受け入れ体制も全国規模に

被災地の東北関東各県はもとより神奈川静岡岐阜新潟富山福井石川長野滋賀京都奈良和歌山三重広島岡山鳥取島根山口徳島香川愛媛高知福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄などと驚きの展開を見せている

さて常識ある国民はガソリン不足だとか放射線だとかシーベルトだとか保安院の記者会見だとかいい加減辟易してきている


日本列島の歴史は言わずもがな太古の昔から大きな自然災害との戦い


その都度 人々は安全な土地へ、あるいは何らかの事情で逆に危険な土地へと移動を繰り返してきたのだろう

美味しい魚を食せるのは、誇りを持って命がけで海辺で生きている日本人がいるから

思うに

波に呑まれ津波に呑まれて天国に召された日本人の魂は 怒りとかではなく

実は案外

海に帰って往くというような静かな安堵と平和に包まれているのではないか?

海に感謝して海に戻る

今はつらいが

もしかしたら
島国日本人の死に方として一番美しいかたちなのかも知れない

海辺の寂しく揺れる波は大自然と戦いながら果てた人類の魂を鎮めるために今日も揺れているのかもしれない

合掌