2回の「お帰り」


私は、アルツハイマー型認知症の母を看て、アルツハイマー型認知症の父を看ている


二人をみていて共通してるのは


「時間の感覚が無くなっていくこと」


母がまだ歩けて在宅介護だった頃、まだ明るい午後3時によく雨戸を閉め始めた


普通ならあり得ない


ガタガタガタ


古い家だから音もするし、近所も変だと思う


その頃はまだ父もアルツハイマー型認知症ではなかったため、「おかあさん!まだ昼間だよ!」と止めていた


母は、「あ、そうなの?」と答えた



父も最近は様子がおかしい


私は出かけるときにメモを調理台に置いておく


「買い物に行きます」


あまり詳細に書いても90歳には、理解できないから簡単に書く


今日はイレギュラーなことを書いたが


一度目。帰宅した5時に私に「お帰り」と言った


二度目。湯上がり。


ん?玄関の外と中に電気がついてるえーえー


これは、まだ帰宅しない子ども(いやいや還暦過ぎてる子どもだよ!)のために電気をいつまでもつけておく習慣


やめてくれえー


父は、心配と不安


湯上がり。父に「お風呂入ってください」と言ったら二度目の「お帰り」


一度目の記憶が消えてるらしい


めんどくさっ



時間の感覚、時間の概念が狂ってくようだ