アプデ成功例
リメイク傑作3選
『ザ・フライ』
『ミッション:インポッシブル』
『スター・トレック』
『ザ・フライ』(1986年 デヴィット・クローネンバーグ監督)
『ハエ男の恐怖』(1958年)のリメイク版です。瞬間移動装置の開発者が自らを実験台にして転送を行ない、実験は成功・・・したかに見えました。オリジナル版ではハエの頭部と右腕の2か所が主人公と入れ替わりましたが、このリメイク版では全身のDNAが丸ごとMIX状態に・・・!徐々にハエ男と化してゆく主人公の見た目の気色悪さと登場人物間の緊張状態が実に上手く描写されており、世紀の傑作。
『ミッション:インポッシブル』(1996年 ブライアン・デ・パルマ監督)
1960年代のTVドラマ『スパイ大作戦』のリメイク版。1996年ともなるとCGやデジタル技術が当然のように使われ始め、TV版とは比べ物にならないスケールの大きな「作戦」=「ミッション」というものが映画そのものを引っ張ります。そこにまたトム・クルーズが新時代のスパイをカッコよく演じ切りました。そしてシリーズは驚異的な長寿を続けており、トム・クルーズの執念を感じずにいられません。
『スター・トレック』(2009年 J・J・エイブラムス監督)
これも1960年代にオリジナルを持つTVドラマ『宇宙大作戦』のリメイク版です。長い人気の反面、新規の参入にハードルが高かったのですが、全て仕切り直しの完全リブートを決行しました。これが大当たり。『スター・トレック』というコンテンツが息を吹き返します。しかし、その実績に目をつけられたのが運の尽き、混迷していた『スター・ウォーズ』の尻ぬぐいを押し付けられ…かわいそうに…。