節目の『G』

ゴジラ映画3選

 

『GODZILLA』

『GODZILLA/ゴジラ』

『ゴジラ ‐1.0』

 

 

『GODZILLA』(1998年 ローランド・エメリッヒ監督)

 『ジュラシックパーク』の公開によって「死刑宣告」され、もうオワコンだと思われたゴジラ映画だったのですが、「CGバリバリ使ってハリウッド版を作ったらいいんじゃね?」という軽いノリで本当に『GODZILLA』を作ってしまったアメリカ人のバイタリティには頭が下がります。しかし、モンスター映画としては高い完成度ながら、あまりに「あっけない」ラスト。リアルの意味を履き違えています。

 

『GODZILLA/ゴジラ』(2014年 ギャレス・エドワーズ監督)

 生誕60周年記念のタイミングで、またもハリウッド版。本当の意味でのリアルを追及できた成功例だと言えるでしょう。ただ、ゴジラの出番が量的にも時間的にも少なすぎです。もったいぶって小出しにされたゴジラが終盤になってようやくライバル怪獣・ムートーと戦います。もちろんゴジラが勝つに決まっていますが、とどめの刺し方がユニークで見ごたえあるモノに仕上がっていて本気を感じます。

 

『ゴジラ ー1.0』(2023年 山崎貴監督)

 生誕70周年のタイミングで待ってましたの国産ゴジラ。いくらなんでも『シン・ゴジラ』を超えるなんて無理に決まってるよと鑑賞を見送った私でしたが、ネットにあふれる鑑賞レビューが絶賛の嵐、興行成績も初動3日間で10億円突破という破格のロケットスタート。これは観ねばとIMAXに駆けこみました。VFXもドラマも余裕で『シン・ゴジラ』を超えており、まさか泣く事になるなんて…!