似てるけど似てない
SFレトロフューチャー
3選
『トータル・リコール』
『フィフス・エレメント』
『マトリックス』
『トータル・リコール』(1990年 ポール・バーホーベン監督)
アーノルド・シュワルツェネッガー主演。1966年にSF作家フィリップ・K・ディックが書いた小説『追憶売ります』を原作とした未来アクション映画。「旅行の記憶を売ります」という広告で、希望する夢を選んで眠りの中でバーチャル体験をするサービスを知る主人公。それが原因で本来の自分を取り戻し、アクションの連続。『コブラ』のパクリだと勘違いする人がいるが原作小説は「1966年」出版。
『フィフス・エレメント』(1997年 リュック・ベッソン監督)
ブルース・ウィリス主演。女優ミラ・ジョヴォヴィッチを見出した作品でもありました。原作らしい原作は無く、リュック・ベッソン監督が「子供の頃に見た夢を忠実に再現した」と自分でおっしゃっています。未来の地球で再現された人工生命の女性と出会ったタクシー運転手が人類を滅亡から救うヒーローになっていく爽快なアクション巨編。タイトルになっている「5番目の要素」とは、果たして何か?
『マトリックス』(1999年 ウォシャウスキー兄弟監督)
キアヌ・リーヴス主演。もうこれは、キアヌが「のけぞりながら銃弾を避ける」場面が有名になりすぎてパクリが大量生産されたので、あああれか、と少々食傷気味に語られる大傑作。ヴァーチャル描写に全振りしたSFアクション映画で、ジャンル分けするとしたら「サイバーパンク」という事になるでしょうか。ヴァーチャル・リアリティが初めて本格的に描かれた、まさに「驚異の映像革命」でした。