あの頃の自分が、そこにいるような気がします。
その君のおかげで、今日も元気です。
ありがとう。
細川俊之です。
ウソです。
aidaimaeです。
これだけは観ちゃだめ
品性下劣の極み
4選
『ケンタッキー・フライド・ムービー』
『下落合焼とりムービー』
『1941』
『大怪獣のあとしまつ』
『ケンタッキー・フライド・ムービー』(1977年 ジョン・ランディス監督)
映画会社の近くの芝居小屋で上演されていたショート・コメディ演劇が評判を呼び、天狗になった主催者が映画化を画策、なんだかんだ計画は成功の運びとなり、最終的に全世界で公開されてしまった奇跡のゴミ映画。パロディが主体の短い尺を多数つなぎ合わせた、けっこう長尺の作品です。アメリカン・ジョークここに極まれり。ツボが分からなければ、一切笑えません。時間の無駄なので要注意。
『下落合焼とりムービー』(1979年 山本晋也監督)
出演しているメンツが無駄に豪華。所ジョージさん、タモリさん、坂崎幸之助さん、桜井賢さん、柄本明さん、佐藤B作さん、宇崎竜童さん、モト冬樹さん、たこ八郎さん、などなど。今となっては超大物だったり鬼籍に入られたりで、二度と揃わない人たち。その場の思い付きを連発されても、大多数の人は付いていけませんよと言いたくなります。出演者にとっても、おそらく黒歴史なので、要注意です。
『1941』(1979年 スティーブン・スピルバーグ監督)
『いちきゅうよんいち』と読みます。これも、おそらくユニバーサル映画の黒歴史。監督が勢いで製作してしまったゴミ映画。ロケからセットから特撮から、何もかも金かけすぎ。巨額の資金が投下されているのが誰の目にも明らかなスケールの大きさなのに超絶ナンセンスな「ネタ」ばかり連発され、呆れた観客は置いてきぼり。完成試写でも笑っていたのは監督ひとりだったといいます。本当に要注意。
『大怪獣のあとしまつ』(2022年 三木聡監督)
あからさまに『シン・ゴジラ』のパロディを作ろうとしたのが分かります。さっきの『1941』のような「金かかりすぎのコメディ映画」が日本で製作されるなんて思いもよりませんでした。極上の素材を使って仕上がりが「これ」か、と頭を抱えます。勢いだけが取り柄の下品な下ネタが延々続く「超」問題作。真面目なSFを期待させた告知が結果的に観客の大炎上を呼んだ悲劇のゴミ映画。本当に要注意。