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女性監督映画3選
『ワンダーウーマン』
『チャーリーズ・エンジェル』
『バービー』
『ワンダーウーマン』(2017年 パティ・ジェンキンス監督)
監督は女性。何かと冷遇されがちなDCコミックスの、それも「ヒロイン」を主役に据えた攻めた作品です。舞台設定も第1次世界大戦時代が選ばれました。女性だけの国アマゾン族の戦士として育てられたダイアナが、外の世界の戦争の悲惨さを知り、戦争を止めるためならと自身の能力を生かすべく戦いますが、事は思うに任せず…。性悪説そのものとの戦いを描いた人間賛歌というべき荘厳な映画です。
『チャーリーズ・エンジェル』(2019年 エリザベス・バンクス監督)
監督は女性。製作の筆頭に名前が載っているドリュー・バリモアとは『E.T.』の時に最年少キャストだった「あの」女の子の成長した偉いさんです。もともと『スパイ大作戦』=『ミッション・インポッシブル』の女性版として製作されていた1970年代のTVドラマが原点で、過去にも2回映画化されていました。その魅力は健在で、身体能力で劣勢に立ちがちな女性の「柔軟性」を活かしたアクション巨編。
『バービー』(2023年 グレタ・ガーウィグ監督)
監督は女性。バービー人形を生身の役者が演じ、バービーたちとケンたちだけが暮らすバービーランドと現実世界を登場人物が行き来して物語が進みます。「しょせん現実は男尊女卑だよね」と毒を吐くブラックユーモア映画。さっき観てきたばかりで書いていますが、公開2日目の夕方の回で観客は私ひとりだけ!!!こんな意識の高い映画が世界では10億ドルも稼いでいると言うのだから重ね重ね驚き。