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人間にもし「天敵」がいたら?
代表作3選
『エイリアン』
『ブレードランナー』
『ターミネーター』
『エイリアン』(1979年 リドリー・スコット監督)
笑い話をひとつ。撮影中、スタジオに身長2メートルを超す大男が出没、監督と妙に親密で、出演者一同「だれ、あいつ?」と話題に。結論から言うと、エイリアンの着ぐるみに入る「中の人」だったのです。「あいつか!」と分かった時には殺されて出番が終わり、監督からは口止めされます。最後まで生き残った主演のシガニー・ウィーバーは、笑いがこらえられず、撮影が難航したと伝え聞いています。
『ブレードランナー』(1982年 リドリー・スコット監督)
監督つながりで、もうひとつだけ笑い話を。人間そっくりに作られたレプリカントという存在が、もし人間に牙を向けたら?哲学的な内容に、主演のハリソン・フォードは「自分の演技力が評価される」と期待しましたが、実際はルドガー・ハウアー以外の役者がことごとくルックスだけの大根ばかりで大ショック!『スター・ウォーズ』の現場の良さを再認識し、ハン・ソロ役を生涯大事にしましたとさ。
『ターミネーター』(1984年 ジェームズ・キャメロン監督)
探せば笑い話はあるのでしょうが、そろそろ真面目にいきます。まだ生まれてもいない自分の息子の存在を消すために未来からやって来た殺人アンドロイド「ターミネーター」の襲撃を受ける主人公の女性。今となっては誰でも考え付くアイデアの代表例のひとつに数えられていますが、本格的なエンタメ作品として完成させてヒットさせたもん勝ちの映画界。ツッコミ所は満載ですが、世紀の名作です。