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真夏にピッタリ

ゾンビ映画

傑作3選

 

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』

『サンゲリア』

『バタリアン』

 

 

 

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年 ジョージ・A・ロメロ監督)

 今われわれが「ゾンビ」と聞いて思い浮かべるイメージの大半は、この作品で創作されたものです。「生きている人間に襲いかかる」「噛みつかれたらゾンビになってしまう」「頭を破壊されて初めて活動を停止する」…まさに「ゾンビ」。劇場映画で通常使用される35ミリではなく、TV用の16ミリフィルムで撮影されました。結果としてドキュメンタリータッチが強調され、恐怖感が倍増しています。

 

 

『サンゲリア』(1979年 ルシオ・フルチ監督)

 ゾンビの造形、特にディテールまわりにこだわりました。腐乱した肉体、そこにたかるウジ虫やミミズなどの不潔感の増幅などにより、監督のルシオ・フルチ氏と特殊メイク担当のデ・ロッシ氏の名前が世界に知れ渡ります。主な舞台は絶海の孤島ですが、そもそもその島から脱出したクルーザーがニューヨーク沖に漂着するところから話が始まっており、想像通りの最悪のバッドエンドを迎えることに…。

 

 

『バタリアン』(1985年 ダン・オバノン監督)

 このダン・オバノンという人は可哀そうな人です。もともとは、あの『エイリアン』の脚本を書いた人であり、麻薬関係のトラブルさえなければ、もっと名を残したであろう演出力の持ち主だったのです。この『バタリアン』は、アメリカ軍が極秘に開発した薬品によってゾンビが生まれるという、どこかで聞いたような設定の先駆けで、街ごと核兵器で滅却されますが、薬品の成分が雨に溶けて・・・!