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歴代インディ・ジョーンズ

5連発

 

 

 

『インディ・ジョーンズ  レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981年 ルーカスフィルム)

 当時「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカス氏(製作)と『未知との遭遇』のスティーブン・スピルバーグ氏(監督)がタッグを組んだことで超話題になり、事実上ヒットが最初から約束されていた「無敵状態」の作品。当時からスケールの大きな冒険活劇で、今観ても色あせない見せ場に次ぐ見せ場。そして謎を含んだ余韻のあるラスト。そりゃヒットするわ。納得。

 

『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(1984年 ルーカスフィルム)

 この映画の個性を象徴する名場面と言えば、地下坑道でのトロッコでのチェイスシーンでしょう。それって『ネプリーグ』のトロッコ・アドベンチャーですかって? そうですね、今の人が観たらそう思うでしょう。でも『ネプリーグ』のトロッコは基本的に1台ですが、こちらは2台以上出てきてケンカやらかします。その目まぐるしさと迫力は、本編班と特撮班の連携バッチリの大成功例です。 観ねば。

 

『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(1989年 ルーカスフィルム)

 『007』の主役=ジェームズ・ボンド役で名をはせたショーン・コネリー氏がインディ・ジョーンズの父親役でゲスト出演ということで話題を呼んだ作品で、本来の構想では3部作の完結編という位置づけでした。私自身も成人していたということもあり、主役親子が二人して同じ女性とエッチしていた事実が発覚した瞬間の彼らのリアクションが面白すぎて思わず笑ってしまったものです。ああ、懐かしい。

 

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年 ルーカスフィルム)

 インディ・ジョーンズに輝かしい花道を用意すべく製作された作品。これまで以上に男臭いキャスト

構成で、女性キャラは事実上、二人きり、という結構思い切ったものです。しかも、そのうち一人はラスボスだという「まあ、出てきた瞬間、丸わかりですよね」と誰もが思う、悪く言えばステレオタイプの作劇。ラストシーンも、これ以上ないだろうと言わざるを得ない超ハッピーエンド。終始、明るい。

 

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年 ルーカスフィルム)

 それだけ明るい花道を飾ったはずのインディ・ジョーンズを奈落の底に突き落とす悲壮な作品。なにせ、テーマが「インディの老い」となっており、序盤で教授を定年退職して一人電車に揺られるインディが寂しいったらない。ネタバレになるので詳細は伏せますが、「夢のような世界」に残ろうとするインディを見て、観客が別れを決意した瞬間、ヒロインが繰り出すストレートパンチ! 女性って強い。