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『七人』祭り

3選

 

『七人の侍』

『荒野の七人』

『宇宙の7人』

 

 

『七人の侍』(1954年 東宝)

 黒澤明監督作のみならず、日本の映画そのものを代表するアクション時代劇の傑作。とある農村が、落ち武者の集団・野武士による度重なる襲撃を受け、心休まらぬ生殺しの状態で良いカモにされていました。ついに村の会議で出た結論は、侍を自警団として雇い入れること。かくして終結した七人の侍が、村人を戦闘訓練するとともに、自らも最前線に立って武装し、野武士を壊滅させるべく迎え撃つ!

 

『荒野の七人』(1960年 ユナイテッド・アーチスツ)

 きちんと東宝の許諾を得て製作されたリメイク版。「野武士」が「盗賊団」に、「七人の侍」が「七人のガンマン」に置き換えられ、メキシコの農村を舞台に繰り広げられる西部劇となっています。最初は村人が銃の打ち方を教わるだけに終わると思われた20ドルと言う低い報酬でしたが、盗賊との実力差を危惧した2人のガンマンは7人まで数を増やし先頭に立って戦うことを決意するものの・・・!

 

『宇宙の7人』(1980年 ニューワールド・ピクチャーズ)

 絶対に誰かがやるだろうと思っていた宇宙SF版。やめておけばいいものを、マニアにその名を知られた「低予算映画の王者」ロジャー・コーマン氏が製作の名乗りをあげました。律儀に東宝に連絡を入れたらしいのですが、相手にされたかどうかは定かではないといいます。ついでにというか、当然のように『スター・ウォーズ』もパクっており、カオスの極み。B級映画がお好きな方だけ、どうぞ。