私の映画レビューも第3弾。
早いうちに、私の生涯の正真正銘のBEST3の紹介を済ませておこうかと思います。
『夜行列車』
『ラン・ローラ・ラン』
『シン・ゴジラ』
『夜行列車』(1959年 ポーランド)
終始アンニュイなモノクロ映画。一本の夜行列車に乗り合わせた乗客の群像劇に「殺人犯がいる!」というサスペンスを織り込んだ、ワン・アンド・オンリーな「夜」。本編開始からわずか数分間でメインキャストが総登場で伏線を張りまくり。それを最後には全て見事に回収する。その哀愁と余韻・・・。かくれた名作です。
『ラン・ローラ・ラン』(1998年 ドイツ)
約1時間半という限られた尺のなかで、約30分のひとつのショートストーリーを3パターンでループさせる、その手の作品のさきがけ的な映画。スマホすら存在しない時代に、そんな演出が実現していた事実におどろきです。日本人としては、あの有名な『逃走中』に使用されることになる聞き覚えのあるBGMを発見してみましょう!
『シン・ゴジラ』(2016年 日本)
動員551万人、興行収入82.5億円を記録し、映画.comなどの「観る予定なんて最初はなかったけど」「観て正解でした」といった多数のレビューのとおり、ぜんぜんニーズがないところから新しいニーズを掘り起こしたエポックメイキングな衝撃の問題作。出せるだけのお金を惜しげもなく出した、いわゆる「A級」のエンタメです。