2/17 昼、夜の2公演を観劇してきた

もののふシリーズ 最終章


中島登 花村想太
榎本武揚 久保田秀敏
沖田総司 山本涼介
市村鉄之助 杉江大志
横倉甚五郎 健人
伊藤博文 近藤しょう利
島田魁 林田航平
音海 山下聖菜
桂小五郎 中村亀鶴
勝海舟 荻野崇
乾退助 越村友一
斎藤一 青木玄徳
土方歳三 荒木宏文
近藤勇 的場浩司


漢と漢の戦い
感情のぶつかり合い
全員が涙を堪えながら、舞台の上で生きていた

設定が事実とは違っているし、
舞台である以上、
フィクションであることは重々承知をしてる

でも、目の前で起こっていることが
「歴史の中で起こった事実だったのではないか」
そう錯覚をしてしまうくらいの熱量があった
創った感情を超えたものが、そこにはあった

だから心が震えたのかもしれない
思い出しても涙が出てくる


殺陣も凄い
自分の語彙力がないのが悔やまれるけど、圧巻だった
人によって殺陣の印象が違うんだ
近藤勇は力強く、沖田総司は滑らかでやわらかい。斎藤一の槍使いはただただ凄い。土方歳三は美しかった。


花村くんの中島登は
憎めない愛らしい感じになってた。
彼目線で話は進んで行く。
花村くんの声や話し方は、スルッと物語に引き込んでくれる。


的場さんの近藤勇は、
器が大きく、仲間思いで、真っ直ぐで、お茶目で。
一途。

山本くんの沖田総司は、
愛らしい弟キャラ。誰よりも長い刀を、ひらひらと使いこなす姿は綺麗だった。

荻野さんの勝海舟は、声が素敵。
近藤さんとの関係性や、土方さんに対しての行動。
全てに意味があって、この人の言動は溢しちゃいけないと思い、必死だった。

杉江くんの鉄之助、
島田さんと再会した時にピョンピョン飛び跳ねて喜ぶ姿が可愛かったなぁ
夜公演で「中島さん」って言うところを、「カスさん」て言ったのは、本気の言い間違いだったのか気になる


荒木くんの土方さんはね、
ほんとに土方さんそのものだった。
仲間に対しての想い、近藤さんへの想い。
仲間に掛ける言葉は自分を鼓舞するための言葉なのか。
見た目はね、写真で知ってる土方さんと、荒木くんの雰囲気が似てるの
洋装になった時の荒木くんは、正に土方歳三だった。
夜公演は通路側の席だったけど、
隣の通路を通ったんだ。土方歳三が。
もはや荒木宏文ではなかった。
纏うオーラも、その背中も。
衝撃だった。


昼夜公演と間髪入れずに観ることが出来たから、
記憶はさほど薄れることなく夜公演に挑めて、
2回目だったから、演出の意味が分かった部分もあった。
それと同時に、沢山のことを汲み取れていないと感じた。


もう1度観たい
映像ではなく、劇場で、あの空気の中で観たい。
またあの空気感に包まれたい

この感覚、凄く久しぶり