【29】ムカデ人間(2009 オランダ)
【あらすじ】
嵐の晩、リンジーとジェニーの乗った車が故障。
助けを求めに立ち寄った邸宅で、かつてシャム双生児分離手術の名医であったヨーゼフ・ハイター博士と出会う。
2人は博士に盛られた薬により気を失い、目覚めると病床のようなベッドの上に拘束されていた。
そして博士はリンジーとジェニー、既に捕まえていたカツローの3人に、人間の肛門と口を繋いで“一匹”にしてしまう「ムカデ人間」の構想を語るのだった。
【感想】
映像のきれいさ
★★★★☆
グロ度
★★★★★
退屈度
☆☆☆☆☆
おバカ度
☆☆☆☆☆
胸糞度
★★★★★
総合おすすめ度
★★★★★
言わずと知れた「ムカデ人間」。
ホラー映画好きならずともインパクト大なこのタイトルは知っているだろう。
私にとっては、最初こそトラウマになりかけたが今では繰り返し観ているシリーズである。
そんなスルメ映画の見どころは、
やはり故ディーター・ラーザーが演じるハイター博士のサイコな表情、怪演。
誰もが思い付かなかった、あまりにセンセーショナルなムカデ人間の構想。
そして、北村昭博演じるカツローの「ごめんよぅ」はもはや平成最強のトラウマシーンと言っても過言ではない……。
インパクトもさることながら映画として退屈させない起承転結もしっかりしており、
ラストは数あるサイコホラー作品の中でもトップクラスの絶望を味わえる。
なお声優・若本規夫によるハイター博士の吹き替えが大変素晴らしいので、是非ともこちらをご覧になる際はまず日本語吹き替え版でぶるぁぁぁして下さい。