ー大森タツミー
俺ははその後、病室を出て自室へ戻るため廊下を廊下を歩いていた。自室の前まで来たとき、視界がゆがんで自分の身体が傾いていくのを感じた。
「大丈夫か、タツミ」
ブレンダン…?
「とにかく部屋に行くぞ」
俺はブレンダンに支えられて自室のベットに寝かされた。
「悪い…」
少し眩暈が収まった。
「何があったんだ。お前、任務から帰ってきてからおかしいぞ」
やっぱり、そうなのか…。こいつになら…平気だよな。
「あのさ…。俺、あいつと…イオと、どこかで逢ったことある気がするんだ…」
「防衛している時か?」
「いや、多分アナグラで」
確証があるわけじゃない。その時の記憶もほぼないと言っていい。けど…あいつといると、懐かしくて…苦しくなる…。
「どういうことだ…!?」
「俺も良く分からない…。けど…多分あいつのあの能力のことと関係してるんじゃないかって思ったんだ。確証はないけどな」
「そうか…。でもなにがあろうと無茶はするな」
「ああ…サンキューな」
俺はイオを何としても守らないといけない気がする…ー
