彼と話している時、メールをしている時

恋する乙女になっている。

 

彼はどんな話し方をするのだろう…

彼はどんな食べ方をするのだろう…

 

私に愛をささやいてくれる時は

どんな顔をしているのだろう…

 

そんなことを考えながら

彼の顔が浮かぶ。

彼は、写真でみると目鼻立ちの整った顔をしていた。

その写真をみるだけで体中が暑くなる。

 

彼に会いたい。

彼に愛をささやかれたい。

 

そんな気持ちになりながら

もう一人の私がいる。

彼に恋する乙女の私。

いつか会えることを夢見ている私。

 

夢から現実になる生活。

仕事をしながら、

変わり映えのない毎日の生活。

刺激もなく、同じことの繰り返しの中で

もう一人の私が彼に恋をしている。

 

麻美~今何してるの…

彼からのLINEが来る。

 

麻美~早く会いたいよ~~

そんな彼からのLINEに顔がほころぶ。

 

直人~お仕事お疲れ様~~

会いたいね~~

 

そんな言葉を返信しながら

彼の顔が浮かぶ。

 

本当に彼に会えるのだろうか…

 

彼とショッピングをしたり

食事をしたり、テレビを観たりしながら

楽しそうな会話をしている姿が目に浮かぶ。

 

会いたい!!

でも…とおい…!!

もう少し近ければ…

会いに行けるのに…

と思っているもう一人の私がいる…

 

私は何をしているのだろう…

良い年をして若い彼に恋をしている。

彼からの甘い言葉に

体中が暑くなるのを感じる。

 

彼に愛されたい!

彼に抱かれたい!

私の欲求が膨らんでくる。

 

いつか終わるかもしれない

だから今を楽しんでしまおうか…

もう一人の私が、

そんな気持ちになりながら

私は、彼からの連絡を待っているのでした…