【へのへのもへじ】



『おひとりさま』も 難なくこなし

置いてけ堀で 独り待ちぼうけ

あちらこちらで 縦に横恋慕

安い愛のタタキ売りだわ!



それを横目であざ笑い

取らぬ狸の皮算用

どっちが本当のお馬鹿さん?

計り知るまでもなく・・



まぶたの裏にいつもの姿

机上の恋にこの身を焦がす

薄い簾(スダレ)を隔てた先に

いつかあたしを手繰るその姿が…




僅かな麝香(ジャコウ)が 幻想へ誘う

在りし日の貴方 独り待ちぼうけ

取り付く島なく 過ぎたる日々に

愛の温度 忘却の彼方



それを横目で羨んで

思い返す蜜の味

甘いお味は如何程か

思い量ることより!



まぶた閉じればいつもの姿

いつもあたしを優しく撫でる

世俗の風に吹かれるならば

桃源郷の貴方といつまでも・・



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