書式の設定が、もはや曖昧。ワラ
■11/11■
**:**
私がふさいでいようといまいと、イベントは着々と進んでいく。
前半があっという間に終了して、10分間の休憩へ。
会場の明るさが気まずいので、人の波にまぎれて、そっと表に出た。
タイミングよくケータイが鳴る。
パパだった。
まぁ、文字通り『我が子の過去最大級のステージ』を、家族総出で観に来てくれてたわけで。(あと観光ね!)
ロビーで待ち合わせ、「おつかれさま」と、パパ。
落ち込んでいるときの肉親ほど、涙腺を直撃するものはない。。
私は、うっかり出てきそうになる涙を、ライブとは全く関係ない話で蹴散らした。
しばらく談笑していると、後半の開始を告げる予備アナウンス。
パパはまた、客席に戻っていって、私は喉の渇きをどうにかする為、楽屋へ。
廊下で、不意に正面から声をかけられた。
「ラストピースの人ですよね!さっきの、すごかったっすね!自分、あーゆー感じ、すきなんですよ!ちょー。」
高校生っぽい、男の子。ニコニコしていた。
「私もバンドやろうと思うんです!もぅ、マネとかします。まじ!」
一緒にいた女の子も、ニコニコしてそういった。
私は、慌てて姿勢をただして頭を下げる。
少し歩いたところで、ギャル男くん2名。
「あッ。キツネの!!」
「おもしろいねー」
楽屋に入る直前、入口に立っていた女の子たちも声をかけてくれた
私は、ただただ
『ありがとございます。。』
を繰り返した。
そして、なんだか恥ずかしくなった。
ちょっとうまくいかなかったからって、ひとりでひねくれて。
それが何になるっていうんだ。
少なくとも声をかけてくれた彼らの心には、私たちが残ったわけで。
せっかくこんな機会を与えてもらったんだから、出来るだけ色んなことを吸収して帰ればいいじゃないのよ。
++++++
憑物が取れたみたいに心が軽くなった私は、そこからよく喋った。
楽屋で他のバンドさんやスタッフの方と。
文字通り、全国大会。
他の地域の音楽事情は楽しくて、会話が弾む。
気がつけばもう、審査の時間に入っていた。
>>>続く。