とにかく諦められないとか強烈な執着や未練で、誰に何と言われようとも絶対復縁をしたい、と考えている人は気をつけた方がいい事があります。

それは復縁希望者の攻撃性です。

復縁したい人は、自分が一途で純粋で健気だと思っています。
復縁を希望する自分は素晴らしいし、絶対に間違っていないと信じています。
復縁できれば幸せになると信じています。

それは何故か?

今の自分が不幸だと思っているからです。
相手に切り捨てられた自分がかわいそうだと思っているからです。
不幸な自分は幸せになる権利があると思っているからです。

悔しい、絶対に元に戻して見せる!
何を犠牲にしても絶対に復縁してやるから!!

復縁を望む人はかなり攻撃的です。弱くなんてない。
妙なパワーで「復縁」と言う文字を見ると、餓鬼のように情報を集めて少しでも有利に復縁が運ぶように狂ったように勉強を始めます。

復縁の本を買いあさり、復縁マニュアルの購入を目論(もくろ)み、金銭的余裕があれば復縁業者に依頼して復縁工作を実行します。
ネットでは何度も何度も同じ内容で質問を繰り返し、一つでも多くのアドバイスを得ようと「マルチポスト」と言うマナー違反を犯し続ける人もいます。

その癖、復縁に反対する意見には反抗的で、本人の現状に呆れる近しい友人を遠ざけ「理解してもらえない」と耳を塞ぎます。
リアルの世界では生活の上での人間関係が揺らぐために復縁の話題を出さないに留まりますが、ネットでは復縁に懸念する意見に対して食らいついて反抗したり、平気で相談のスレッドや気に入らない回答を削除したりします。

こうして書き連ねると、どれ一つを取っても相手や周りへの思いやりに欠けた行為を繰り返しています。
根本的に優しくありません。
不幸な自分が復縁を成し遂げて幸せになれる為なら、他人などどうでもいいのです。

まず大前提として、今現在自分を不幸だと思っている人と復縁したい人がいるでしょうか?
更に、復讐の鬼と化して、時には演技をし、友達を利用し、あざとい小細工をしかけ、親の仇のように復縁に挑む姿は、そのうち相手をうんざりさせます。

やってる本人はバレてないと思ってるかもしれませんが、相手だってそうそうバカではないのです。
復縁したい人は復縁したい気持ちを隠せ、というアドバイスがありますが、それ自体がすでに相手をバカにしているのです。

復縁ができるパターンはたったひとつ。
それは、
「こちらから何も働きかけをしなくても、相手も同じように恋愛感情が残っている、あるいは自然に気持ちが復活した場合」
のみです。

これを利用する方法としては、今は拒否されていても人の気持ちは時間が経てば変わる事がある、その時期を正確に見極めてアプローチする、と言うやり方。
それには、自分の復縁したい気持ちを優先するのはご法度。

相手が少しずつあなたと接触し始めたら、それに合わせて焦らずに行動する。
復縁ができるかどうかは二の次。

冷却期間などにこだわって何もせずに息を潜めて連絡を我慢するのは、愚か者のやり方です。
千載一遇のチャンスが来るまで、他人優先の行動ができる優しい自分を訓練する事です。

もし、そのチャンスがいつまでも来なければジ・エンド。
黙って相手との関係から身を引く事です。

そしてもう一つ言える事があります。
「相手の気持ちは努力次第で自分に向けられる」
と言うのは大きな間違いだと言う事です。

多くの復縁セオリーは、相手の気を引き、その為に隠れていろんな努力をし、再びあなたに関心を持つように勧め、それこそが復縁の必勝法だと説いています。

本気でそれができると思っている人は、自分がどれほど他人に対する影響力を持ってると思っているのでしょう?

大きな会社の社長だって、社員ひとりを自分の思い通り自由に動かすことが難しいのです。
相手が恋の魔法にかかっている時ならいざ知らず、あなたに興味をなくして拒否しているような状態では、あなたにはどう足掻いても相手を変える力はないのです。

あなたが、二人といない美貌や財力を持っているとか、相手の命の恩人だとか、相手の人生を左右する程の弱みを握っているとか、誰も逆らえない立場にあるとかなら、やっとしぶしぶ復縁を考えてもらえる程度なのです。

あと、催眠術と言う方法もあるでしょうか。
類するものにマインドコントロールなどありますが、とても素人にできる芸当ではありません。

自分を好きでなくなった人の気持ちを無理やり変えると言うのは、本来はこれに類する強力な実力が必要で、尚且つ支配的なのです。

「相手の気持ちを自分に向けさせる」と説いたものに真に受けて実行しようとするところが、まず支配的な証拠です。
復縁本などでは、それが誰にでも出来るように書いてありますが、復縁の成功率なんて限りなく低いものだし、そもそもできるできない以前に、やること自体がとんでもない話なのです。

自分ではなく、周りの人を常に思いやる気持ちが大事。
「相手を」だけではなく、自分以外のすべての人に対してです。

復縁を望む相手にさえ良く思われれば善しと考えるのも、復縁希望者の特徴です。
だから
「自分が成長して昔と変わった事を相手にわかってもらうにはどうすればいいのですか?」
などというセリフが出るのです。
それは、まだ本当に優しい人ではない証拠です。

すべての人に対して優しいあなたならば、復縁を望む相手しか見えないなどと言う事はありません。
だから「もし今の私を見てもらえればやり直せるかもしれないな」と頭の隅では考えても、それを無理に実行しようとしません。
無理に実行しなくても、さらに良い出会いがいくらでも待っているからです。

そう、復縁ができる実力がある人は、過去のレベルの低い自分の恋愛にこだわりません。
自分のレベルが低かったと言う事は、相手のレベルだって大した事はないのです。
あなたが「この人以上に愛せる人は今後現れない」などと思ってるような価値のあるものではないのです。

その、レベルの低い相手が全てだと思える間は、あなたに優しさも大した成長もさほどないと言う事なのです。

復縁活動に行き詰まって困ってる人は、優しい人を目指しましょう。
神社やお寺に復縁祈願に行くくらいなら、人としてのあり方をそこのお坊さんにでも聞いてみた方がマシだというものです。