2021年3月中旬。

東京でかかりつけになるであろう循環器クリニックを自力で探して、初診予約と問診票入力をオンラインで行なった。意外にも、予約は翌日か、翌々日くらいに取れた。


女医の先生だった。


年齢は、私より少し上くらいかな?第一印象は、「強烈」だった。とにかく声が大きく迫力があり、はっきり言うし言葉もキツめだし、某医療ドラマの名台詞「私、失敗しないので。」なタイプの先生だった。

こちらが、聞かれたことに対して曖昧な返事とか、「わかりません」といった返答をすると、「まじか‼️」だって。

あ、はい、まじっす。。なんか、スミマセン…


最初は、何この人…苦手だな、、と思った。


でも、聴診器を胸に当てて音を聴く姿を見て、何とも言えない勘だけど、この先生多分凄く見立てがいい先生だなと思った。(現在もお世話になっているし、今は信頼している。)


長ーーい問診から始まり、心電図、血圧、血液検査(心臓への負担度の指標となるホルモン値、NT-proBNPを測るため)を行なった。


問診では、家族の病歴、私が子供の頃から受けてきた検診のことを突っ込んで聞かれた。

凄く細かく色々と聞かれて、全部メモしてる。

覚えてないよ、、ずっと大丈夫としか言われてないんだから。小3で心カテ受けたことを言うと、これまたあり得ないという反応だった。


先生「で、なんと言われたの?」


心カテまでやっておいて、何とも言われなかったとか、言いづらいわ…怒られそう…


私「特に。。他の人と同じ生活していいとしか言われてません」


先生「そういうのじゃなくて!病名!何か言われてるでしょ?覚えてない⁈じゃあ、あなたのお母さんなら知ってる⁈」


私「いやぁ…私と似たような感じかと。。あっ!」


先生「なに!」


私「そう言えば、最後の検診の時に、壁?が厚くなってるとか言われました(先生、前のめり)。左心室と右心室の間の壁が、約2倍になってるとかなんとか…」


先生「それよ!それ!そういうの知りたかったの!」


当時はそれが大した情報だと思ってなかったから、ついでぐらいに言ったのに、何で早く言わないの!!とまた怒られた。


このついでだと思った報告が、私の病名が判明する決定打となった。


続く