最初に書いておきます。

 

今回のブログ、だいぶ私の変態的な考察?思い?がつらつら書かれますので

色々とご注意ください(*- -)(*_ _)ペコリ

 

 

 

9月15日の12時、

私の大好きなバンドLUNA SEAの凄い発表がありました。

 

セルフカバーアルバム

「MOTHER」と「STYLE」を2枚同時に11月29日に発売!

 

 

Σ(゚∀゚ノ)ノキャー

と思ったのは、私以外にもたくさん居たことでしょう。

今から12年前の2011年の春にもセルフカバーアルバムがリリースされています。

インディーズ時代にリリースされたアルバム「LUNA SEA」が

2010年のREBOOTの熱と共に再レコーディングされたもの。

 

インディーズ時代のやんちゃな感じから

大人の色気へと変わった作品でしたね(私なりの解釈)。

 

そして90年代のモンスターアルバムとして評価されていた

「MOTHER」と「STYLE」が2020年代、令和の時代にどう変わるのか楽しみで仕方ない。

 

 

さてさて、私もオリジナルアルバム持っています。

確か「MOTHER」は、初めて買ったオリジナルアルバム。

リリース順に買わなかったんですよね。

当時、お金の問題もあったし、何より一気に大人買いなんてできないガラスの十代(笑)。

 

「STYLE」は、そんなバラバラ集めていくオリジナルアルバムの一番最後に買った気がする。

 

 

まず、「MOTHER」については

全10曲中3曲シングル曲(ROSIER、TRUE BLUE、MOTHER)で

アルバムのオリジナル曲でもかなりライブで演奏されることが多い曲がある。

 

ただ1曲FAKEだけは、今まで一度もライブで演奏されたことがない幻の曲。

 

何かのインタビューで読んだけれど、曲のテンポがボーカル、ギター、(バイオリン)、ベース、ドラムがだいぶ違うようで、なかなか合わないんだとかSUGIZOさんが言っていた気がする。

(確かにちょっと独特なテンポ感がある)

これが、再レコーディングでどうなるのか、そしてライブで演奏できるようになるのかが私は注目しています。

 

「STYLE」は、

全11曲中3曲がシングル曲(DESIRE、END OF SORROW、IN SILENCE)

このアルバムオリジナル曲も今もライブで演奏される曲が多い。

 

このアルバムのラストの曲SELVESは色んな場所でギターの音が録られたということで有名。特にアウトロの部分などでギターの音が何本も重ねて録音されている。

重ねる録音なら、同じ音源をA、A´、A´´などにして重ねてもいいのに

A、B、C…とまったく同じフレーズを別で録音したらしい。

 

それを雑誌なんかで読んだときに「すごーい!」とビックリしたもの。

それだけアルバムの音作りに命を懸けているんだなと思った。

 

 

さて、そんな私の感想は放っておいて

 

 

MOTHER、STYLEとリリースした後

1996年のLUNA SEAのことが分かる本がある。

 

神康幸さんの書いた「月蝕」

 

この本はファンにとって賛否両論があると思う。

密着取材をしている中で見えてきたもの、感じたものがびっしりと書かれている。

97年の活動休止について深く触れられているわけじゃないし、核心についてもいないけれど、なんとなく「空気」を読まれているなっていう部分もある。

 

 

700ページ近い分厚い本なので読むのが疲れてしまう人もいると思う。

 

なので、活動休止理由を知りたくて読もうと思っている人にはオススメしません。

だけど、ステージ以外での当時のメンバーの素顔を知りたい人には読んでみてもいい本です。

 

個人的に

 

 

個人的に

旧・東京パトロール(現在・株式会社テックス)の伊藤さんについて、ちょこちょこ書かれている部分が好き。

この伊藤さんにも神さんがお話を伺っている部分もあります。

 

もう、Jさんったらお茶目なんだからw というエピソードの抜粋でした。

 

こういうお話を可愛いとか、知りたいって思える人には読んでもらいたい。

でも、こういうの好きじゃない、知りたくもないって思うなら無理ですね(;´∀`)

 

私はこういうの大好きなので、700ページ近い、この本は数日で読み終えました。

さすがに一日では無理だった。

 

巻末に

 

 

ライブのセトリも載っています。

とりあえず、ネタバレになるから隠しておきますが、

密着で追ってくださった人だからセトリをしっかり書き留めていてくださったことに感謝。

 

今の時代のようにSNSですぐ拡散できなかったから

こういうセトリはライブ後すぐには分からなかったことが多いのです。

 

セトリについて、神さんがメンバーに話を聞いたりしてる部分があるのだけど

そこに神様のお導きのような奇跡が生まれた瞬間も綴られていた。

 

巻末のおまけには1996年に起きたことが年表になっています。

それを見て、あ、この時の事覚えてる!っていう人もいるかも。

(まだ生まれてもないよって人もいることでしょう)

 

そして1996年の真冬の野外の前に起きた例のあの事件。

Jさんの右足の指の骨折についても本人からも触れられています。

そのことについてメンバーやスタッフの対応や、怪我したJさんへの他メンバーの優しさが密着取材していた人だからこそ見られた部分もしっかり綴られています。

 

メンバーの間に確執があったんじゃ?なんて言われていたけど

この部分をしっかり読んだら、そんなことナンセンスだと思える。

 

 

と、かなり「月蝕」推しな話を書いてしまったけど

彼らの音楽を聴いていると、

噂か何かで聞くメンバー間の不仲説もアホらしいって思えてくる。

 

同じ音楽を作り出す人たちが音楽以外で気が合わないことがあっても

音楽では、こんなにも深く愛し合えてるということに

この5人が同じ時代に生まれて、出会って、一緒に音楽を作ることになった偶然なのか奇跡なのか、それをファンである私たちは見届けなきゃいけないんだって思っています。

もちろん、途中で他に推せるものができたりで離脱してしまう人がいてもいい。

必ず、この音楽を聞けという強制力もないし

自分の好きを信じて行けばいい。

 

私は、10代の時にLUNA SEAに出会えて

命を何度も救われたと思っているし

これからも自分の命と同じくらいに大切にしたいと思っている。

 

 

昔、読んだ雑誌に

アルバム「MOTHER」には「母親」という意味が一般的であるけれど

「原点回帰」という意味もあり、それを全てに込めた、という。

だから全体的に生きるというか、胎内にいるような生命を感じるのだろう。

 

別の雑誌で

アルバム「STYLE」はスタイル、型などの意味があるけれど

「(日時計の)針」という意味があって、今の時代のスタイルに囚われず時を刻んでいくという意味で付けたと語られていた。

だから一曲目からレコードに針を落とすように始まっていったのかな。

 

色んな考え方、解釈がある作品だと思う。

また時を経たときに、まったく違う風に感じるかもしれない。

それでも、このアルバムを好きじゃなくなる、なんてことはないと思います。

 

 

長々と書き連ねましたが、

私はこんな風に思っています。

 

 

Aico