先日、母方の祖父について書いたとき
「おじいさんも写真をしていたのなら、おじいさんが撮った写真が見たい」という
声を少し頂きましたので
今回は祖父の作品?を少しだけ載せます。
とは言っても、祖父の撮った写真は
90%以上が人物写真。
そのモデルは妻である祖母や、子供たちが多く
親戚や、近所の人、会社の人などのものが多いので割愛させて頂きます。
その中でも祖父は自分が写っているものに
「某」と書いている。
でも、基本的に一人称は「小生」だった。
たまに「某」と言う時もあって
小さい頃、「ショウセイ」と「ソレガシ」は、祖父の旧姓なのか?と思ったくらい。
(父方の祖父は「拙」って言ってたような・・・)
本をたくさん読むようになって
この意味が分かりました(;・∀・)
祖父の故郷が見える写真。
(祖父の字で豊川の向うに故郷を望む、と書かれています)
これを見せてもらった時に
今の年齢になってもまだ一度も行ったことがない場所だけど
なんだか懐かしい気持ちになったのは覚えてます。
「血脈で記憶が受け継がれているのだ」って言ってたなぁ( ̄▽ ̄;)
まだ小学生くらいの私には難しいってw
どこのゾウさんなのか分からないけれど、
先ほどの写真の近くに貼ってありました。
だから愛知の動物園なのかな?
それとも、別の場所?
風景の写真には、具体的なことが書かれていないのが多かったです。
祖父の持っていたカメラは一眼も二眼もあったので
そのどれで撮影したのかも分かりませんが
歴史を感じる色が多かったです。
そう、真四角に切り取られているのもあって
まさかの自分が今やっている「モノクロマシカク」に通ずるとは思いませんでした。
この祖父が撮った写真たちは
祖父が亡くなったあと母が大切に保管していたので、簡単に見れる環境になく
小さい頃に少し見せてもらった記憶しかなくて
その母が亡くなった時に、母の姉たちがこの写真たちを掘り返して
いくつかの写真を持ち去っていました。
(切り取られてたり、剥がされてたり、その無い場所に伯母たちの名前が書いてあるから確信犯なのですけどね)
今回、たぶん15年ぶりに整理してみました。
埃がかぶっているところは乾拭きして
年代順にしたくても分からないので
なるべく負担の少ない形でアルバムたちを並べ直しました。
人物写真のほとんどの人たちは
この世にもういない人たちですが笑顔な人が多かったです。
満州で暮らしていた時であろう写真にも
亡き伯父伯母の写真が宝物のように並んでました。
祖父がどんなふうに声を掛けて撮ったんだろう?
もっといろんな話を聞きたかったなぁと思いました。
でも、今も生きていたら祖父に色々怒られるだろうなぁ( ̄▽ ̄;)
Aico


