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スーパーで赤紫蘇が売られる季節になりました。
それを見ると、どうしても作らずにはいられなくなるレシピがあります。

それは「赤紫蘇ジュース」。

穀物酢(リンゴ酢などでも良い。もしくはクエン酸)と、赤紫蘇とお砂糖と水で作る
シンプルなレシピ。

教えてくれたのは、私の料理の先生でもあるおばあちゃま。
血の繋がりのある祖母ではありませんが、
私にとっては、実の祖母との記憶が殆どないので
三人目の祖母のように慕っておりました。

ですが、三年前の7月の初めに亡くなられてしまいました。

そのおばあちゃまから料理のレシピを
たくさん教わりました。

その中で一番最後に教わったのが
この赤紫蘇ジュースなのです。

その当時、私の大切な人の身体のことを心配していたとき。
冬なら柚子茶を作って渡せるけれど、
梅雨時期だと柚子なんて手に入らないし、何かできないかなーと伝えたら

「こういうのがあるよ。」と教えてくれたのです。

無事に、その人にも飲んでもらえましたし。
何より私自身も、それを飲んで元気になりました。

それから、毎年作るようになりました。

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今年は、別の方に教わったものも作ることにしました。
赤紫蘇ジュースの残った赤紫蘇で
「ゆかり」を作れるようです。

父がよくご飯にふりかけをかけるので、作って間違いないものだと思います。

赤紫蘇ジュース作った時に、赤いエキスを絞り切ったと思ったのに
ゆかりにする手間の時にまた色が出てきてビックリしました。

今まで捨てていたのが勿体なかったなぁー。


赤紫蘇ジュースを作っている時に
紫蘇の匂いがすごくする瞬間があります。

その匂いは、初めてレシピを教えて頂いた時と
何も変わらない。そして懐かしい匂い。

きっとまた作って、その匂いに懐かしんで
おばあちゃまのことを考えるのだと思います。

先日作ったブルーベリー酢も美味しく飲んでいるし、
しばらくは色々と大丈夫そうです(^-^)/


Aico