$Aico*Labo-660


さて、今年のバレンタインに好きなカレに手作りチョコを渡したいと
近所の娘ちゃんの手作りチョコを一緒に手伝って
その結果を娘ちゃんから聞いてたのに、ブログで報告し忘れていてすみません。


まず、その結果から話しますと
チョコレートは受け取ってくれたそうです。
でもね・・・

「○○ちゃん(娘ちゃん)のことも好きだけど、△△ちゃんや□□ちゃん、あと××ちゃんのことも好きなんだけど、それでもボクのこと好きでいてくれる?」

なんて言われたそうです。


どうやらカレはプレイボーイだったみたいです。

他にもカノジョ?と思われる子や、ライバルもいーっぱいで
娘ちゃんはカレのオンリーワンになりたかったから
どう答えていいのか分からず、
とりあえず?思い出にってカレのほっぺにチューして来たそうです。

(娘ちゃんの話と、娘ちゃんママの話を聞いての解釈です)

やるなぁ。6歳児。
チューしてきちゃったか(笑)。

でも6歳にして沢山のカノジョがいるからカッコイイのかと思いきや、
そこの幼稚園で一番背の高い男の子だそうです。


なるほどー。
確かに私も幼稚園の同じクラスにすっごいモテる男の子がいたんですよ。
ケンゴくんって名前だったっかな?
確かに一番背が高かった!
(それに確かクォーターだったか何かで少し外人風だった)

でも、そのケンゴくんのことを私は大嫌いだったんですよ。
その理由は、まず私が小さいからっていじめる。
(私より小さい子もいるのに、その子たちはいじめないのに)
私の幼馴染の男の子のことも小さいっていじめる。
幼馴染クンは私の兄弟みたいな存在だったから余計に許せなかったなぁ。

なのに同じクラスの女子は殆どカレに夢中だったんですよ。
私は全然みんなの気持ちが理解できませんでした。


だけど、ですよ!

幼稚園の卒園式があって
その式が終わった夕暮れ時に母と一緒に家の前の掃除をしてたら
そのケンゴくんと、ケンゴくんママが我が家にやって来たんですよ。

やっぱり、子供が背が高いって言われてるだけあって
カレのママさんも、うちの母より大きかった気がする・・・。


そしたら、その大きなママさんが私に言ったんです。

「愛ちゃん、うちのケンゴがいじめててごめんね。この子、ずっと愛ちゃんが好きだったんだよ。」

って。

はぁ?(゚Д゚)?

「愛ちゃんが可愛くって仕方なくって、独り占めしたくて愛ちゃんの近くにいる男の子もいじめてたみたいなんだよ。許してくれるかな?」

なんて言われたんです。
そう言われて、そのケンゴくんを見ると
顔を真っ赤にして笑ってるじゃありませんか。


幼少期の私は本当に人見知りも激しかったし、
何より静かな女の子でした。
(今じゃ正反対ですよね(^-^;))

だから、そう言われたのが怖くって
それを許したら、またいじめられるんじゃないかって。
でも小学校は違うから、それは無いにしても。
なんだか怖くってこわくって家の中に逃げ込んだのを覚えています。


自分でもまだ「人を好き」ということが
よく分かっていなかったんだと思うんですよ。
それなのに「人から好き」と言われたことが、もっと分からなくって。
だって、同じ幼稚園に私より可愛いって言われてる子なんて、たくさん居たんですよ?
なのに?なんで?って思っていました。

20年以上経っていますが、未だに解決しない問題です(笑)。


まぁ、そんなこともありますから
娘ちゃんも、もしかしたら違う人に思われてるかもしれないし、
もしくは、そのカレと上手くいくかもしれないし、
4月から通う小学校で新しい出会いがあるかもしれない。


育て始めてるアイビーちゃんに新しい芽が出てきた。
きっと、どんなことも新しい何かに変わっていけるよ。
そしてつながっていける。
だって私たち生きてるんだもん。


Aico