Aico*Labo-361
私は腕時計をしないとダメな性格です。

理由は特に無いんだけど、すぐに手元で時間を確認したいんだと思う。


今は携帯電話でも時間を確認出来るけど、

携帯をバッグから出すより腕を見ればいいんだから楽かなとも思う。


2005年の秋にある腕時計を買いました。

それが写真では右にあたるもの。

それまで使っていたものを、ちょっとしたキッカケで母に譲ることになって

その日は、そのままライブを見に出掛けた。

大切な友達のバンドのライブで、初めて見に行く日だったんです。


携帯電話で時間を確認すりゃいいやって思ってたけど、

どうも腕がスースーするし、違和感があって、ダメでした。

急遽のように立ち寄った雑貨屋さんで購入したプチプラな腕時計。


その腕時計が止まったのは、去年の3月。

前記のバンドさんのライブを見に行く日だった。

土曜日だったので、家にいた父に借りたメンズサイズの電波腕時計(写真左)。

そのまま借りっぱなしになった。


一昨日の夕方に差し掛かる頃、

父から借りていた腕時計が止まった。


新しい電池を入れ替えるしか無くなった。

昨日は出掛ける用があったし、腕時計は必需品だ。

私が新しい命を入れるものに選んだのは最初の腕時計だった。


その理由は前記のバンドさんのライブを見に行くからだった。

そして、そのバンドさんは昨日で活動休止という道を選んでいた。


この腕時計には何か意味がある気がしたから。

もしも運命を刻む時計なら、止めたままにしたくない。

そう思ったのです。


ちなみに私が腕時計の電池交換に利用してるのは地元の駅前商店街にある時計店。

母の同級生にあたる人のお店で、母が一緒だと安く電池交換をしてくれる。


昨日、雪が降る中、母が亡くなる前から行っていないので約2年振りにそこへ行きました。

母がいないから通常の値段になっちゃうのかなと不安になりながら店内で待っていると


「みさえちゃんの娘の愛ちゃんだよね?電池交換終わったよ。○○○円だよ。」


と、言ってくれました。

よかったー。覚えていてくださったんだぁ。

すごく感動でした。



Aico