今春の新作は「WORKING!!」の出来が安定して高いレベルにあるようだね。



全体を俯瞰すると、視聴者を飽きさせない小気味よい展開は、しっかりと構成を練っていることを如実に表しているし、各キャラクターの特徴を生かしたギャグは、くどすぎず、あっさりしすぎず、ちょうどよい塩梅となっている。



女性キャラもそれぞれ魅力的だね。

ぽぷらは明るく快活だし、まひるも照れた表情が実に可愛い。

他、店長もすれた大人の女の色気があり、そこいらで量産される萌えアニメ群とは一線を画してるのは間違いないだろうね。



物語の基本は「働いている」ということであるため、ダラダラと日常を過ごすだけの、スカスカの日常アニメとは違異なり、画面に活力が溢れていることに気づいているだろうか。

リズム感のあるOPから本編に至るまで、視聴者に元気を与えてくれる作品といえるだろうね。



だが、一部では、女性キャラを中心に、「暴力女は許せない」「性格が異常すぎる」という批判意見もある。



しかし、「涼宮ハルヒの憂鬱」のような、勝手に人のものを盗んだり、客観的に理解できない理由で暴れまくることを扇動するキャラや、無口でボソボソしゃべるだけのあきらかな社会不適用者や、キモイ巨乳を揺さぶらせ、素っ頓狂な奇声を上げるだけの存在意義の乏しいキャラたちと異なり、「WORKING!!」の女性キャラの特性は、物語を面白くさせるためのスパイスとして必要なものであると気づくべきだろうね。