「けいおん!!」のOP曲「GO!GO! MANIAC」とED曲「Listen!」がオリコンの週間ランキングの1位、2位を独占したようだね。


方々で快挙だと喝采を浴びせる声が多いようだけど、それほど驚くような出来事だろうかね。


そもそも1位、2位独占といっても、数十万枚を売り上げるジャニーズやAKB48といった有力どころのCDが発売されない空白週であり、OPおよびED曲の発売日が決定した1か月以上前の時点で、1位、2位独占が分かり切っていたという白けたムードだったという事実は否めないだろうね。


アニメキャラクターで史上初の1位という記録を立てたみたいだが、そんな記録は、嵐やAKB48が、アニメキャラの声優を担当して、CDを出せばらくらく1位をとれる程度のものであり、結局のところ、アイドルとオタクに支配された音楽オリコンという、ネガティブなイメージを増幅させたに過ぎないと言えるだろうね。


それでも、曲自体に大きな魅力があれば救われるのだけど、今曲は、凡曲以下と言うべきほかはないだろうね。


前作の「Cagayake! Girls」は、唯の元気な躍動感がストレートに出た明朗な曲であり、「Don‘tsay "lagy”」は、澪のクールで大人びた人となりがよく表れた曲であったが、今曲はOPは変化球すぎて、普遍性に乏しいし、EDは芸の無い地味なバラードっぽい曲と化してしまっている。

まさに曲の力ではなく、作品と信者の力で売り切ったと言えるだろうね。


「Angel Beats!」の主題歌等が、曲の中身そのもので、じわじわと高い評価を得ていく中で、やれオリコンがどうだの、ヤフーニュースのトップに出ただのといった、外部的な話題でしか盛り上がれない「けいおん!!」とは哀れな存在と言えるかもしれないね。