千歳の障害者就労継続支援Ｂ型事業所を辞めて札幌に引っ越すと決めたおしゃべりおばさんに対して、先日、ちょっときついLINEメッセージを送った。

私の携帯は料金滞納のため契約が解除されていて電話は使えないがWi-FiがあればLINEはできるのだ。

このおしゃべりおばさんは、このブログの『《2023年10月17日》ー我が障害者就労継続支援Ｂ型事業所の実態』』『《2023年11月8日》ー個室でひとりレザークラフト』『《2023年11月9日》ー座談会の進め方とわかりやすく正しい日本語の重要性』『《2023年12月18日》ー交通事故は誰でも起こす』『《2023年12月22日》ーレザークラフト最新作（おしゃべりおばさんの猛烈パワハラ）』『《2023年12月26日》ー事業所でクリスクス会』『《2023年12月28日》ーおしゃべりおばさんのその後』『《2024年1月4日》ー古代日本語は関西弁に似ていたと思う』『《2024年1月8日》ー不平不満ではなく恵まれている点を考えるべきだ』に登場するおしゃべり好きの困ったおばさんだ。

〈右上がおしゃべりおばさん／事業所のXmas会において〉

送ったのは以下のようなメッセージをだ。

○○さん（おばさんの名前）、札幌に行く前に△△さん（おばさんにパワハラを受けた職員）に謝るべきだね。
あの日、○○さんは、利用者という有利な立場から、職員という不利な立場にいる△△さんを、自分の有利な立場を利用してさんざん攻撃して馬鹿にした。
あれは明らかなパワハラだよ。
あんなに攻撃されたら、私だったら「じゃ、辞めたら」と言ったと思うよ。
俺は第三者として客観的に言っているにすぎない。
人間としてやってはいけないことをしたのは○○さんのほうだよ。
論争をするなら、同じ土俵の上に立ち、同じ条件でやらなきゃ卑怯だ。
あの日、寒いと訴える人は○○さんしかいなかった。
だから多数決で△△さんは窓を開けた。
民主主義では少数意見も尊重しなくてはならない。
だから職員たちは、オーバーを着て作業してねとか、膝掛けを用意したりした。
職員には落ち度はなかった。
裁判になったら○○さんが負けるよ。
早く△△さんに謝って、すっきりして札幌に行ってほしい。
友達として、よくよく考えたら末の苦渋の忠告だよ。
○○さんのことだから、謝るなんて屈辱だろうけど、ひとりの人間として、それだけはやるべきだと思う。
○○さんの英断を期待している。

それに対して、その日は○○さんから返信がなかった。

既読にもならなかった。

その日はおばさんは事業所を休んだ。

メッセージを送ったのは前日の夕方で、その翌朝になっても既読にならなかったのは、スマホに依存し切っているおばさんにしてみればはあり得ないことだ。

おそらく、私の送ったメッセージの冒頭の「○○さん、札幌に行く前に△△さんに謝るべきだね」という一行だけを通知で見て内容をおよそ察し、読むのをやめたのではないか。

あのパワハラの日以来、私は意識しておばさんを避けてきている。

それで私の考えをすでに察していて、「ついに来たか」と思ったのかもしれない。

しかし、事業所に着くと私のスマホにLINEメッセージの着信があった。

私の携帯は料金滞納で契約解除されているが、Wi-Fi環境があればLINEは使えるのだ。

事業所の無線LANのバスワードを打ち込んでいるので、私のアパートの部屋のほかに娘夫婦宅と事業所でもLINEを使える。

LINEメッセージはおばさんからだった。

こう書いてあった（原文のまま。ただし名前は伏字）。

それは違うね、あの日社長が辞めたくさせないために話し合い４時過ぎ電話してきたんだよ、この会社は、利益にしか興味無い所になんでわたしが謝らなければいけない本心●●さん（私のこと）わからないからです。●●さんは別の部屋に居るから何も分かって無いんです、いろんなやってはいけない事してるんです、何知らないからそんな事が私に言えますね私に他の相談いんさんにもいろんな事話ししてるんですよ、何も分かって無いですね。

何が言いたいのかはじめはさっぱりわからなかった。

いつもは「は」という格助詞を「わ」と書くのに、今回はちゃんと「は」と書いてはいる。

怒っているだろうに丁寧語を使っているのも偉い。

けれど主格（欧米語の主語のような役割を持つ日本語独特のもの）がない箇所もあるし、句点（「。」）を打つべきところに読点（「、」）を打ったり句点さえ打たなかったり、漢字にすべきところを一部平仮名にしているし、その上、いろいろ具体的なことが省略されて書かれているのでよくわからない文章になっている。

こういうブザマな日本語文章を見ると私は頭に来てしまう。

ただ、謝る気がないことだけはわかった。

事業所や職員に対しての不平不満がまだたんまりとあり、「なのになんでわたしが謝らないきゃいけないの！」と言いたいのだろうと見当を付けた。
それでこう返信した。

ちゃんとした日本語書いて。
解読不能。
謝る気はこれっぽっちもないってことかな。
それなら、俺にもう話しかけないで。

それに対しておばさんがこう返信してきて、私たちの仲は消滅した。

話しかけません。何も分かってなくよく人に説教できますね。

おそらくおばさんが書きたかったのは、事業所で自分がいかに虐待されているかということのように思う。

みんな汗を流して一所懸命に箱作りなどをしているのに、おばさんはちんたらとしか作業をしないので、いつも「寒い寒い」と言う。

しかし他の大多数が「暑い」と言うので、職員は窓を開けて冷気を入れることがある。

おばさんにとってそれは「虐待」だと感じるのだろう。

また職員の多くは、おばさんが事業所に大きな不満を持っていることを知っているので、どうしてもおばさんを避けてしまう傾向がある。

それもおばさんにしてみれば「虐待」なのかもしれない。

しかし、このおばさんは、「イジメはいじめられるほうに問題がある」という考えの持ち主だ。

虐待とイジメはよく似ている。

「イジメはいじめられるほうに問題がある」という論理に従えば、「虐待は虐待されるほうに問題がある」とも言える。

自分の論理なのに、どうしておばさんにはわからないのだろうか。

それと、社長とサービス管理責任者と職員が謝罪してきたことを強調したかったのだろう。

実は、このおばさんは社長を脅して金をせしめたと思われるフシがある。

「それくらい事業所はわたしに悪いことをした！」とう気持ちが強いから、「謝罪される立場のわたしがなんで謝らなきゃいけないの？」という意識を持っているのかもしれない。

だとしたらおばさんの勘違いだ。

社長とサービス管理責任者と職員が本気で謝罪したとでも思っているのだろうか。

仕方なく謝罪したにすぎない。

社長が金を渡したとしたら、それは社長の性格からして事を荒立てたくなかったからにすぎない。

社長や職員たちは私たち利用者（障害者就労継続支援事業所に通所する障害者のこと）のおかげで給料をもらっているし、私たちが障害者だから私たちを相手に本気で喧嘩しようなどとは思わない。

社長や職員にとって利用者はすごく優位な立場にあり、また利用者は障害者だから利用者を非難したりすれば罪に問われかねないので我慢しているだけだ。

あの日に私は社長には「○○さんのいうことを真に受けないでください。悪かったのは○○さんのほうです。△△さんは被害者です」と言ったし（それに対して社長はうなずきながら「○○さんは不平不満のカタマリだからね」と言った）、その後、サービス管理責任者には「あの日、○○さんが△△にパワハラを仕掛けたのを私は間近で聞いていました。裁判になったら私が証人として出廷します」とも伝えたし、他の職員ともあの日以来、何度も話し合ったが、おばさんのことを良くいう人は皆無だった。

みな、おばさんを持てあましているのだ。

そんな想像もできないのかと呆れてしまう。

また、おばさんとしては「わたしは不平不満を言ってるわけじゃない！」と言うだろう。

「わたしは、この事業所の悪い点を指摘しているだけ。職員の至らなさを指摘しているだけ」とも言うだろう。

つまり、「わたしは私憤ではなく公憤で怒っているのだ」と言うと思う。

それなら、この事業所や職員が悪いのではない。

障害者就労継続支援事業所という制度とそれを作った国が悪いのである。

事業所やその職員は、その制度と国の指導に従って運営・就労しているにすぎない。

責めたいなら国を責めたらいい。

私はこれまで、この制度とそれを作った国に対して“公憤”を書き散らしてきた。

今はもうやめたけど（おばさんの不平不満を聞いているうちに「見苦しい」と思ったから。だけど国を相手にするならまたやるかもしれない）、やるなら私がかつてやったように国を相手に闘うべきだ。

ともかく、私はおばさんに、パワハラをしたことを認めて△△さんにひと言だけでも詫びてほしいだけだった。

私はパワハラやイジメをするような人間だけは決して許せず、そういう連中とは付き合わない主義だからだ。

どんな理屈があったとしても、おばさんがパワハラをしたという罪は消えない。

しかもパワハラおばさんは△△さんに謝るつもりがない。

△△さんはおばさんに謝ったというのに、おばさんは謝る気などまったくない。

パワハラするなど人間失格である。

パワハラしたのに謝らずに札幌に逃げるなんて人間以下だ。

だけど忠告は無駄だった。

勝手にしたらいい。

△△さんに謝らないうちは私はおばさんを許さない。

不平不満ばかり抱いて恵まれている点をひとつも思わないおばさんはやっぱりおかしい。

そんな人とこれからも付き合うなんて疲れるだけだ。

その翌日は私は休みだったが、その次の日はおばさんは朝通院して、昼に事業所の送迎車で病院まで迎えにもきてもらって通所したし、その日以降はおばさんと送迎車に一緒に乗ったし事業所で顔を合わせもしている。

（千歳の事業所の多くは、交通機関が貧弱なため自宅までクルマで迎えにきてくれ、帰りは自宅まで送ってくれ、通院すれば病院までの送迎までしてくれる。交通機関の発達している札幌ではそんなことまでしてくれる事業所はない。札幌に引っ越すおばさんは、まずその点で不平不満を爆発させるだろう）

けれど、どちらもひと言も口をきかないでいる。

今後もそうする。

おばさんにもそうしてほしい。

LINEのおばさんとのトークルームを消してやった。

これでLINEメッセージもLINE電話ももう来ないだろう（違うのかな？）。

早く事業所を辞めて札幌に行ってほしい。

札幌に行ってもなにやかやと不平不満が溜まるだろうが、もう知らない。

不平不満のカタマリで行き場のないおばさんだから、少し可哀想な気持ちもあるが、パワハラしたことだけはどうしても許せないのだ。

私がかつておばさんの誕生日にプレゼントした苦心の作の水玉模様のぐい呑みが投げられて壊されても、もういいやと思っている。

〈青粘土で形を作り、そこにポンチでいくつもの穴を開け、そこに白粘土を詰めて削って削って削りまくって仕上げた私作のぐい呑み〉

【ダイエット記録】0.5キロ増えた。あと-1.5キロだ。

《2024年1月24日》ーおしゃべりおばさんと絶交した〈人間失格！〉